風のたより

つれづれに

ミュンヘン滞在記  ムッソリーニからの暖炉

2019-07-03 | ミュンヘン滞在記 その2



崖際に面した広い回廊を抜けて、、、

この回廊に置いてあった籐の椅子にゆったりと座ったヒットラーの写真が
壁に掛かっていました。





回廊を抜けて大広間に入りました。

ここはかつて大会議室だったようですが、現在は
レストランとして使われています。 





当時この大会議室で、どんな事が話し合われていたのでしょうか??

暗いイメージとは裏腹に、大きな窓の外には雄大なアルプスの山々の
風景が広がっています。





ここはヒットラーが良く座っていた場所とか。

でも実際にヒットラーがこの別荘を利用したのは
十回ほどだったということです。

その理由は、彼が高所恐怖症だったからとも,室内の
内装が気に入らなかったとも言われています。





ここもキッチンに近いレストラン会場。

その向かい側に、かつての愛人エバブラウンの部屋も
あったようですが、見落としました。





大広間の真ん中には、大きな石造りの暖炉がありました。

これはヒットラー50才の誕生日を祝い、イタリアのムッソリーニが
送った物と言われています。





イタリアの色大理石を使ったどっしりとした造りの暖炉でした。

歴史上の人物達がここを闊歩し、山荘から眺めた風景を今こうして
現在に生きる私達が、同じ風景を見ていることに不思議な感動を覚えました。