風のたより

つれづれに

     あけび料理

2008-10-14 | 手作り



   裏のキウイーの棚を占領していた野生の三つ葉あけびに、今年はけっこう実がつきました。

   今年も殆ど実がつかなかったキウイーに代わって、薄紫に色づいたあけびの実がぽっと
   口をあけて中の白い果肉が見えてきました。
   大きな実はけっこう重そうに垂れ下がっています。
   丁度今が食べごろ、さっそく自然の恵みをいただきました。





   葉っぱが3枚。やっぱりこれは三つ葉あけびですね。

   中の白い実がぱかっと割れて半透明のゼリー状の果肉が顔を覗かせています。
   この部分は自然の甘みがたっぷりあります。

   あけびはこの実が開けることから、「開け実」が語源とか、、、
   果肉には黒い小さい種がいっぱい入っていて、ちょっと食べづらいですが、、、
   舌で種を上手に出しながら果肉をつるんといただきます。





   去年あけびのお料理があることを知り、今回三品ほど試しに作ってみました。

   あけび料理といっても使う所は中の果肉の部分を取り除いた残りの部分です。
   いわば副産物ですね。
   先ずは油いため。
   実を薄く輪切にして胡麻油でさっといため、だしと醤油で味付けしたシンプルな一品です。
   味はちょっとほろ苦いですが、なすの油いためと言ったところでしょうか。





   次は天ぷらです。
   これも適当に輪切りにして、普通の天ぷらを揚げるのと同じです。
   今回は漬け汁は使わずお塩だけにしましたが、けっこうあっさりと美味しくいただけました。
   苦味は炒め物より少ないようです。


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   画像はマウスオンです。

   最後は味噌炒めにしてみました。
   ぱかっと割れた実をそのまま丸ごと使い、その中に味噌をみりんで伸ばし、あり合わせの
   油げとネギとエリンギを入れましたが、ひき肉など入れるともっと味良く出来るでしょうね。
   フライパンで両面を良く炒め十分火を通します。
   これもなすの味噌炒めに似て、けっこうな一品になりました。
   あけび料理、機会がありましたら一度お試しください。


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   画像はマウスオンです。

   ここ数日でぐっと気温が下がってきました。
   いよいよ本格的な秋も本番でしょうか。
   いつもの三軒先のモモスケ君も、最近はこんな猫特有のポーズでもある“香箱座り”
   をすることが多くなりました。
   猫が前足を折りたたんで体全体を箱のように四角くして座っている様子を正式には
   「香箱を組む」と言うようです。

   前足を折りたたんで座ると言うことは、危険が迫る事の無い安心できる状態ということ
   らしいので、リラックスしているということでしょうね。
   それともちょと肌寒くなってきたからでしょうか?
   いつでも眠たげなモノスケ君、肌寒くなるとますます眠いのでしょうね。
   “~~猫はコタツで丸くなる”ももうすぐですね。