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ベジタリアン・マーフィーの菜食日記・日々是精進

平和を愛するベジタリアン。生命倫理、菜食、環境問題など、みんなで考えよう!

その位に素して行う

2016-07-11 22:23:53 | 心の修養
しばらく『小さな修養論』から続きます。

孔子の孫である子思が著した『中庸』にある言葉です。

君子は其の位に素して行い、其の他を願わず。

自分を修めて切磋琢磨する人は、与えられた環境に於いて、運命を呪ったり不平不満を言ったりせず、精一杯の努力をし、あれやこれや考えないものである。

さらに言うと、
裕福で地位が高いときも、貧乏で地位が低いときも、さびれた地に住んでいても、苦難のまっただ中にあっても、驕り高ぶらず、へこたれず、その場に於いて最善を尽くす。

小さな修養論

2016-07-10 22:37:43 | 心の修養



致知出版から出ています修養の本ですが、初心者にも解りやすい文章でオススメです。

一部を紹介しますと、中江藤樹がこんなことを書いてます。現代文に訳されており良く理解できると思います。


順境の時、人はつい慢心しがちになる。順境にあって傲慢にならず、謙虚に心を落ち着かせている。逆境の時もへこたれず、心が安定している。
どんな状況でも心が平らかでゆったりし、状況に振り回されない。
それを真の楽しみと言う。
そういう人物になるため学ぶのだ。と藤樹は、学問の要訣を説いている。


ちょうど今は、参議院の開票速報がテレビで報じられて、一喜一憂している人々も多くあろうかと思いますが、そんな時でも平常心を保つことが大事なのです。

弥勒浄土と菜食と

2016-04-26 22:45:26 | 心の修養
ルドルフ・シュタイナーによると、肉食者は、性格的に狂暴ですぐに争い、また異常な性欲をかきたてたり、思考力が低下したり、何事にも我慢することが出来ない。

菜食者は、霊的な成長を望み平和を好み、また忍耐強くなり協調性に富む。そして思考することが衰えない。

どちらが良いとか悪いとか、シュタイナーは言ってませんが、どちらを選択するかは本人の心次第だという立場の様です。


さらに私が推測するに、肉食者は、死んでからも殺し合う世界で苦痛を享受して、次に転生しても同じように殺し合う地域に生まれる(人間に転生するとは限らない)
しかし菜食者は、物質欲にまみれた世界から自由になり、穏やかな高い世界に転生して、かりに地球上にまた転生するときは、衆生の救済(心の救済)を願って生まれてくる。

したがって、肉食者と菜食者では、近づいてくる霊的存在のレベル、質が全く違うようです。

スピリチュアル系なことが好きでも肉食してる人は、早い話が霊的な進化は期待できないわけです。
むしろ後退するかもしれません。

しかし、シュタイナーは牛乳は少し摂り、地球上にちょっとへばりつき霊的な学習を繰り返すことを奨めており、ビミョーな断ち位置を選んだように感じます。
おそらく、完全なる仏陀になれる人は見当たらないと感じて、少しレベルを下げて提案したのかも…と推測します。

もし弥勒浄土に住みたいと願うなら、完全菜食で無いと難しいでしょう。

だって弥勒浄土は、私利私欲の無い慈悲心の溢れる世界ですから、他者の命を奪い自分の欲望を満たさんと欲する人は、入ることが出来ない世界だからです。

追記、菜食だけしておれば弥勒浄土に住めるわけではありません。

様々なクセやニオイをクリアにする必要があります。
菜食してても素行が悪いとか、他人を誹謗中傷してたら、元の木阿弥になります。

そして、自分だけ覚るだけでは不十分で、多くの人々を目覚めさせて、ともに上昇していくことが望まれます。

これを菩薩行と言います。

スピ系の罠に注意

2016-04-02 21:00:33 | 心の修養
よくスピリチュアル系で転落していく人がいます。
傾向として、自分の耳に心地よい甘い言葉をくれるスピ教祖に、心を支配されがちになります。

自分の耳に心地よい言葉は、ときとして自分の足を引っ張る麻薬のような働きをします。

一時的に優しい言葉に救われた~と思っても、それは一時的に問題逃避しただけで、何ら解決には至らぬ無責任な言葉です。
食べ物に例えたら白砂糖の如く、甘いだけでミネラル成分無しでしょうか。


簡単に言うと『良薬は口に苦し』で、冷静に言葉を選び適切なアドバイスをくれる人が、本当に貴方の人生の為には必要な方です。

今は耳障りでウザいな~と思っても、一年後、五年後、十年後にその苦言を聞いておけば良かった…と後悔するかもしれません。

もちろん感情的に怒り心頭で、苦言を言う人は阿修羅の類いです。
あくまでも的確なアドバイスを心からくれる人は、師となりますね。

霊魂が肉体から抜けた後で気づいて後悔しても、やり直しは効きません。
今、生きてる間に心を修めるように勤めましょう。

問題を先送りする人

2016-03-24 20:57:40 | 心の修養
何事でも成果をあげれない、成功しない人の一番の特徴は、『あとでまた~』と課題を先送りする性格です。

シカゴのデポール大学、オタワのカールトン大学の研究で、先延ばしにしてしまう人が知るべき10個の真実を明らかにしています。

●2割の人は自分自身が先延ばし性格だと認識している。

●先送りする事を軽く考えている。そのため周囲からいい加減な人だとラべリングされ、信用を失う。

●先送りする癖はスケジュールや時間の問題では無い。

●子供の頃から先送りの習慣がある。権威主義的な家庭が多く、その反抗として問題を起こす。
親のコントロール下にあると、子供は自己コントロール能力が育たない。
友人を選ぶ時は、先送りを許容してくれる都合の良い人を選び、それ故先送りに拍車がかかる。

●アルコール摂取量が多い。

●自分に嘘をつく。そのうち自然に問題は消えてなくなると思い込む。

●典型的な3タイプ
◎覚醒タイプ…危機的状況まで放置して、ギリギリで片付けて自己満足に浸る。
◎回避タイプ…失敗または成功することの恐怖心から逃避。
◎意思決定不能タイプ…自分で決断できない。自分で決断して発生する結果に責任を持てない。

●先延ばしてコストを割高にしてしまう。時間も余計にかかる。

●先延ばし性格は是正できる。認知行動療法と言う治療により、改善できる。

※結論、問題を先送りすると、新たな問題が加わり収拾がつかなくなり、ゴミ屋敷状態になり人生を台無しにします。
火災はボヤのうちに初期消火、病気は早期発見、早期治療。人生のトラブルも早いうちが傷も浅くて済みます。

悪口のプレゼントは受け取らない。

2016-03-23 21:46:44 | 心の修養
お釈迦様と悪口男のお話



他者から悪口を言われたら、何も反論しないで無言で冷静に過ごす。
悪口(負のプレゼント)を受け取り拒否すると、送り主に返品される。
つまり悪口を発した本人に跳ね返ってくるわけです。

勝負にこだわると自ら不幸に陥る

2016-03-15 21:21:54 | 心の修養
バブルの頃は『勝ち組負け組』と言う価値観が流行りましたね。
ホリ○モンとか村上○○ンドとか…。

勝ち負けに執着する人を心理学者は、自己愛性人格障害とか言ってます。
つまり他者のことは考えない自己防衛者って意味なのかな⁉


絶えず自分と他人を比較して優劣を気にする。これは自分に自信の無い証拠で、他者から見下されるのを阻止する自己防衛策として、やたら周囲に対して攻撃的になります。

また勝ち負けのことばかり気にするあまり、自分自身の心をがんじがらめに縛り、心が不自由な状態を作ります。
心が不自由だと身体つまり行動も思うようになりません。
ちょうどアスリートが、負けに対する恐怖心や不安感で、心が硬直しプレッシャーに押し潰されて、普段の力を発揮できずに試合に負けるパターンです。

勝った負けたで一喜一憂する人は、本当の幸せを知らないのです。

勝ち負けばかり気にすると、人生が楽しいどころか、不安な気持ちで憂鬱になります。

と言っても、運動会でオテテつないで一列に並んでゴールするのは、よろしく無いですね。世の中の真実をねじ曲げてますから。
勝っても負けてもお互いに尊重し讃え合うのが、本当の教育ではなかろうかと思います。

いかに心が穏やかで器が大きいか、他者を受け入れたり認めたりできるか、つまり心の豊かさで幸せな気持ちを持つことが出来ましょう。

本当の幸せは、財産や地位や名誉などにあるのではなく、自分自身の心の中で感じるものです。

歴史上の偉大なるベジタリアンの名言

2016-03-13 19:02:36 | 心の修養
歴史上の偉大なるベジタリアン - ベジワールド


心ある人は、人に対してだけでなく動物に対しても優しい。
それは創造主に対する尊敬の念にも通じる…と私は思います。

なぜなら人は蟻んこや蚊どころかバクテリアさえも造ることはできないからだ。

美しき雑巾

2016-03-11 22:44:27 | 心の修養
岡山市のノートルダム清心女子学院の渡辺和子さんが書かれた、『置かれた場所で咲きなさい』に、私の思いと同じような詩が載せられてた。


困ったときに思い出され

用が済めば、すぐ忘れられる

ぞうきん

台所のすみに小さくなり

むくいを知らず

朝も夜も喜んで仕える

ぞうきんになりたい




私たち人間はとかく、健康や仕事の成功、財産、地位や名誉などを求めがちですね。

自分の欲望にばかり振り回されて、真我を忘れてしまわないように注意したいものです。

自分がして欲しいことは、まずは他者にしましょう。