坊主の家計簿

♪こらえちゃいけないんだ You
 思いを伝えてよ 何も始まらないからね

「兄ちゃん、仕事してるんか?」

2010年07月02日 | 坊主の家計簿
 今夜の仕事で必要だった法衣類を買いに、仕事が終わってから京都へ。買うものは決まっていたし、買うだけかって、駅ビルで徳島ラーメンを食べて、さっさと帰る。滞在時間1時間ぐらいか?

 帰りに大阪駅で「兄ちゃん、仕事してるんか?」と、オッサンが話しかけて来た。見た目は『おっさん』なんだが、多分、ちょい年上ぐらいだと思う。ひょっとしたらタメ年かも知れん。下手すると年下かも知れん。んが、見た目が『おっさん』のオッサンからいきなり声をかけられた。道を歩いてて声をかけられる筋合いがないので最初は誰に声をかけているのか解らなかったのだが、どうやら私に声をかけているみたいだった。
 で、「仕事してるんか?」である。非常にうっとうしいのでハエを追っ払うみたいな感じで手を振って、無言で立ち去ったのだが、あれはやはり自衛隊の人なんだろうか?
 確かに私は丸坊主であり、自衛隊の人にとっては勧誘しやすいタイプなのかも知れんが、42才の中年に自衛隊の勧誘してどないしまんねん。っちゅうか、「ふっふっふっふ。。。私が20代に見えたんだね。どれどれ、おっちゃんがお小遣いをあげよう」なんぞと道を歩きつつ思ったのだが、よく考えると道端で仕事を勧誘するのは自衛隊だけではない。
 だが、「兄ちゃん、ちょっと海外旅行に行って、帰りにお土産運んでくれたらエエ金になるで」とか、「兄ちゃん、住民票余ってないか?」とか、「兄ちゃん、偽装結婚せえへんか」という様な仕事のジャンルの人にはどう逆立ちしても見れなかったので、やはり自衛官か。純粋の手配師にも見えなかったし。

 と、まあ、中年42才を捕まえて「兄ちゃん」という様な見た目の不確かがあるように、私の『目』も確かではない。
 しかしながら相手の目の不確かさを問題にするが、自分の『目』の不確かさについては問題にしない、出来ない。

 っちゅう事を考えさせる仕事をさせてくれたのか、あのオッサンは。
 ようするに「兄ちゃん、念仏してるんか?」と。「仕事はしてるんやろうけど、念仏はしてるんか?」と。

 と、まあ、無理矢理に納得せんでもエエわけであって、単に知っている日本語が「兄ちゃん、仕事してるんか?」だけだったのかも知れん。というか、まず根本的に「相手に聞け」であって、まあ、ヒマで機嫌が良かったら相手してやってもよかったんだが、忙しく、かつ、電車で寝てて思いっきりの寝起き、蒸し暑い、と、不機嫌クライマックスやったので、まあ、しゃーないか。