坊主の家計簿

♪こらえちゃいけないんだ You
 思いを伝えてよ 何も始まらないからね

「あなたの事は決して忘れない」

2007年09月30日 | 坊主の家計簿
 9月30日

 食類  タマゴパン      100円

 合計             100円
 9月累計         98802円

 朝から雨。そのせいか昨日よりも肌寒く感じる。
 村では、っちゅうか泉州一帯(除く春木&岸和田の浜)は今日がだんじりの試験曵き。昼から小雨になって来て、試験曵きも昼からだったから少しは良かったものの、お参り先情報によると「寒いから行くのイヤや」っちゅう声多し。
 この辺が岸和田の浜との気合の違いであろう。あの辺りは200人(数字は適当)中195人までは「死んでもエエ」っちゅう感じやけど、やはり他の地域では200人中180人しか「死んでもエエ」っちゅう気合がない。まあ、青年団はどこでも100人(数字は適当)中100人が「死んでもエエ」っちゅう感じやろうけど。
 ちなみにだんじりは『祭』としては2日間だけやけど、青年団の皆様はここ数ヶ月は毎日祭り囃子の練習もしてはる。走ってはる。まあ、中心やし、エンジンやし。

 しかし、オッちゃんは寒い。。。急激や、っちゅうねん。風邪ひいた人もおったぞ。「こんなに急に気候が変わってもうたら、年寄りは体がついて行けへんわ」でっせ。
 もはや青年団にも入れない39の若年寄りも少し雨に濡れたので昨日に引き続き部屋に引き蘢る。祭の音を聴きながら、「皆さん、すまん。ちゃんと本番は観に行くからな」と布団でスヤスヤ眠る。。。
 
 いや~、ジャイアント白田、見事な引退試合でしたな。

 それもエエねんけど、『フォーガットン』を観た。
 「どこがスリラーやねん!」と取りあえず。確かに交通事故のシーンはしばらくトラウマになりそうな位にショックだったが、基本は「あなたは神を信じますか?」っちゅう映画か。

 昨日、29日。沖縄では大集会が行われた。教科書問題である。(http://www.okinawatimes.co.jp/day/200709301300_01.html
 参加者11万6千人。内地からのヤマトンチューの参加者が居たとしても、沖縄県の人口は137万人である。1割近い人達、10%近い人達が参加した事になる。
 1割云うたら凄い数字である。阪神・関本の春の打率並みの数字である。お前がちゃんと打って呉れてたら。。。
 あ。
 映画『フォーガットン』は、息子がさらわれた記憶を忘れない母の物語。最後まで精神病扱いされても決して忘れなかった。
 沖縄の人達は、金目当てとか云われているらしい。他の情報は観てないが、他にも色々と云われているのだろう。
 でも、決して忘れない。
 血肉となった事実は忘れる事が出来ない。
 やった方、つまり私(達)ヤマトンチューにとったら都合の悪い事だ。だから記憶は改ざんしたい。都合の悪い歴史は抹殺される。
 でも、やられた方は忘れられない。

 日本はアメリカから原爆という人類最大の無差別虐殺を行われた国である。
 国家というものが、別に『鬼畜英米』だけでなくそういう事をやりかねない事を知っているのではないのか?
 この辺がいわゆる『愛国者』と違った意見なんだが、私はかなり暴力的な『私』という存在があり、邪魔な存在は消し去りたいし、消し去っているし、それが共同体、国家となったら尚更の事だと感じる。100年後、200年後には日本が死刑制度をやってた事すら記憶から消し去るのか?
 美しい軍隊なんぞあり得ないし、美しい国家もあり得ないし、美しい人なんぞもあり得ない。この辺がいわゆる『左翼』とは違う所だ。
 やるときゃ、やる。殺す縁が来たら殺す。それが人間、っちゅうもんであって、かつそれが『国家』の仮面をかぶって、つまり戦争責任を東條氏達戦犯のせいにして、自分達は被害者の仮面を被って罪を避けて来た戦後の問題がある。
 靖国神社にはA戦犯も合祀して『当たり前』なのだ。それが靖国神社なんだから。
 当然、靖国神社は穢れでもない。清浄なる場所でもない。ただ単に他の宗教法人と同じ、つまり伝統宗教からいわゆる新興宗教までを含めた『宗教法人』と同じなんだから。勝手にやってりゃエエだけの話や。
 真宗門徒にとっては東條英機氏は浄土往生したわけやし、決して『英霊』でもなんでもない。他の真宗門徒と同じく。

 しゃて、ミャンマー。
 僧侶を殺したり、僧院を弾圧したりした人の宗教はなんなんだろうか?ふと、疑問に思う。
 報道では兵士の中には熱心な仏教徒も居て、いやがってた人も居たらしいが、主導者は何教なんだろうか?
 私は『門徒』なので、別に僧侶を殺しても、それは他の人達と全く同じ『人』なんだから、それ以外には全く影響がないという価値判断なんだが。
 報道でも取り上げられる。『僧侶を殺した』『僧侶を含む』なんぞと。それが、そこの地域にとっては重大な事だったりするのだろうが、なんとなく違和感を感じる。
 しかも、仏教徒が多いミャンマーでは多くの人達が一度は出家するらしい。だったら、別に一般人と一緒でエエやん。何かことさら『僧侶が』『僧侶を含む』なんぞと騒ぎたてずにやな、単にミャンマー政府が民間人を虐殺した。でエエんと違うんけ?
 なんや、『僧侶』の命と、他の民間人の命の重さが違う、っちゅうんかい。

 当然、上座部だろうが、大乗だろうが、真宗だろうが、仏教は基本『民主的』である。
 んなもんは、『ブッダ最後の旅(大パリニッバーナ経)』の冒頭に書いてある。(http://www2.big.or.jp/~yba/asia/nehan01.html#01

 ミャンマーの現政権の人達も、ミャンマーの『僧侶』も、民間人も、同じ命やないかい。
 沖縄で集団自決した人達も、東條英機氏達『戦犯』も、同じ命やないかい。
 勝手に誰かが命の優劣を決めとるだけやろ。
 殺してエエ命があるねんやったら、粗末にしてエエ命があるねんやったら、『自分だけは特別』っちゅう意識を捨てたらエエねん。
 んなもん、孤独やろ。

 「あなたの事は決して忘れない」と、映画『フォーガットン』の母ちゃんは云うてたで。
 『自分は特別』なら、『みんな特別』や、っちゅうねん。
 『自分が特別』やから、『みんなも特別』や、っちゅうねん。
 
 別に『僧侶』が特別偉いわけでもない。ジャイアント白田が偉いわけでもない。関本が特別、特別。。。もうちょっとなんとかならんか。。。お前が3割20本打って呉れてたらなぁ。。。まあ、来年は広島から新井、中日から福留も阪神に来てくれるはずやし、後は先発陣やなぁ。。。

 ん?なんか話が。。。
 まあ、毎度のこっちゃし。

 明日はお葬式。
 ホンマ、エエ仕事させて頂いていると思う。
 ホンマ、エエ勉強させて頂いていると思う。
 一人、一人でっせ。