坊主の家計簿

♪こらえちゃいけないんだ You
 思いを伝えてよ 何も始まらないからね

『美しい国』と『酔っぱらい』

2007年05月28日 | 坊主の家計簿
 5月28日
   
 食類   寿司           200円
      焼きイカ         100円
      発泡酒          175円
      キュウリ          98円
      ピーマン          76円
      ふりかけ          98円
      納豆            48円
      もやし           49円

 合計                844円
 5月累計           105063円

 ♪もーい~くつねーる~と
  つ~ぎのや~すみ

 29、30と。クククク。。。
 あと二日やんけ。あと二日寝たら次の休みやんけ。
 ただ、「寝てるだけ」ではなく、仕事&外出か。
 今日から5連ちゃん外出だったのだが、急な通夜が入ったので却下。え~と、今日は原始仏教の学習会か。厳密に云うと「いちから学ぼう仏教学」か。

 っちゅう事で、通夜までの時間を家事しつつテレビつけてたら「なんじゃ!」と大臣の自殺(?)もビックリしたのだが、『消えた年金記録』(http://www.asahi.com/politics/update/0523/TKY200705220441.html)ってなんやねん。そういえば何かそんなんがあった気もするのだが、ちゃんと観てなかったし。今日観てビックリ。
 一応、私は大丈夫なんかな?そのぐらいの時にはまだ年金払ってなかったし。まとめて払った分の領収書も一応保管してるし。&その後の一括払いの分も通帳記入してあるし。

 けど、あれは大丈夫なのか?っちゅうか、絶対大丈夫ではないんやろうけど。「証拠がない場合は第三者機関で判断します」とからしいが、まあ、これ(http://www.asahi.com/politics/update/0525/TKY200705250392.html)では「訴訟を起こす」とかになってるけど、儲かるのは弁護士だけか?膨大な件数でっせ。対応出来るとは思えんのだが。。。

 それに大阪のオッさん&オバはんにあんな理屈は通用せえへんと思うぞ。
 「国が払われへんねんやったら、お前が払え」やろ。
 「面倒の手間代は100万で許したる」みたいな話やろ。
 社会保険庁の役人さんって、まあ、エリートでんな。世間相場のエリートではないかも知れんが公務員やし。公務員は警察を除いたら(警察は権力に弱い)、基本的にかちこみに弱いぞ。
 今はやらんが、以前に役所に行く時は昼間に行ってやな、酒臭い息で「ああ、もうややこしい事よう解らんから、はよやったれや」でだいたいの用件は済むぞ。
 公務員にとって『トラブル』はアカンねんやろうし、『トラブル』が好きな兄ちゃん&ネエちゃん&オッさんとオバはんなんぞ大阪には腐るほど居てるぞ。例の村上氏が阪神買収の時なんぞ、大阪のテレビでは「ようするに村上さんがさらわれるという事でしょ?」みたいな事を平然とテレビで流す土地柄でっせ。知らんぞ、ホンマに。

 だいたい、大阪の兵隊は弱かったらしい。多分、個別の喧嘩なら結構強い街なんかも知らんが、「なんでお前等の云う事を聞かなアカンねん。」意識が強かったんやと思う。これはきっと遠因に『関ヶ原』があったからで、関ヶ原の時に毛利が動き、吉川が動き、小早川が裏切らへんかったら関ヶ原では勝ってたはずや。ついでに島津も動けへんかった。その島津と、毛利が中心になって明治維新をおこしてやな、今度は天皇を東京にもっていきやがった。この怨みは大阪人の大多数は忘れていない。
 しかも、長島の天覧試合のホームランはファールやろ。村山だけでなく大阪人の大多数はいまだに「ファール」と訴え続けているし、『巨人=体制(=徳川→薩長)』として恨んでるで。
 その事を、今回の年金でも忘れたらアカンで。

 しかし、「証拠がない限り、その事はなかった」っちゅうのは凄いなぁ。。。
 いや、昨日、小林よしのり『戦争論』を読んでて改めて感じたのだが。

 何度かあった人、ついでに私が働いていた作業所の創立メンバーでもあった在日の人のお父ちゃんは『珍しく』強制連行で連れて来られたらしい。『珍しく』と書いたのは、確か今の『在日コリアン』の1%ぐらいだからだ。これは簡単な理屈らしい。『一人だから帰れる場所がある』事らしい。家族ぐるみで来たわけちゃうし。
 で、その人に証拠があるかどうかなんぞ知らん。知ったこっちゃない。知ったこっちゃないから、その証言を信じる。人間ならやりそうやし。別におかしな話ではない。
 当然、中には偽証もあるだろう。だが、偽証を統一する事は結構難しい気がするのだが。。。
 &、戦時中の『日本人』に対する対応や、あの当時の大本教に対する弾圧(http://www.oomoto.or.jp/Japanese/jpHist/jiken.html)等からして別におかしな話ではない。
 そんなもんやろ、人間っちゅうのは。特別に『日本人だけが悪かった』とは思わんが。&特別に『日本人だけが正しかった』などとはクソ程にも思わん。

 「凡夫とは縁さえあれば人さえ殺してしまうような自由な存在なんです。」とは某先生から聞いてかなり衝撃を受けてかなり世界観が広くなった言葉なんだが、そういうもんやろ。

 人が最後に求めるものは、物欲ではなく宗教的なもんだと聞いた事がある。ん?「読んだ事がある」なんかな?
 まあ、端的に『宗教的差別』か。物欲(金)での差別でなく、宗教的差別、優越感。
 『宗教的』と書いたのは、別に『宗教』だけではなく『ある特定の思想』でもだろう。
 ある特定の思想とは、今でならヒューマニズムとかが差別しやすいな。ヒューマニズムによっての差別は『イラク人質事件』が象徴的だな。あるいは神谷美恵子と皇室との関連でもエエか。
 大谷派がヒューマニズムや人道主義にのっかっての『貴い御坊様像』という非常に陥りやすい事ではなく、あくまでも『自己を問う』『自他差別を問う』としての『社会運動』『平和活動』だけに特化して貰いたいのだが。。。って、また『他人事にしてる』って怒られるのだろうが。

 明日はそういう集会であるはずだ。『集会』ではないか。でも、『集会』みたいなもんやろ。『本名宣言に学ぶ』やねんし。ん?正式タイトルは違うかったかな?酔っぱらってるし面倒やし、まあ、別にエエか。

 『美しい日本』
 つまり『穢れを祓いて清めたまえ』か。
 祓われる者は『異物』
 ある特定の共同体幻想に従わない人達。

 あるいは、「日本軍は悪くなかった。」
 別に『右派系』だけがそうではない。左派だってそうだろうし、私は常々「私は悪くない」と固く信じ込んでいる。

 ある時に、坊主道場で食堂で掃除をしてたら恩師が「うわ!これ見て見て!」と云い出した。私はその日の食事作りに関する責任者だったので当然忙しい。「またなんかアホな事を云い出しとるなぁ。。。」やったのだが、一応見てみると紫色のカビだらけのウドンだった。私は当然忙しいので放っとく。冷たくされた恩師はしばらく黙り込む。
 しばらく経っていきなり語り出す。
 「いや、人間って凄いなぁ。。。俺はあの腐ったウドンが出て来た時に真っ先に○○君(一番どんくさいヤツ)を疑った。『きっとあいつのせいや』って。自分がやったかも解らんという可能性については全く考えなかった。」

 そう、私は悪くないのである。悪いのは『あいつら』であり、決して私ではない。
 ただ、そういうエゴ存在を問題視出来る人が居てる事は確かである。

 とはいうものの、私の日常は「私は悪くない」だけである。
 その延長が、「日本軍は悪くない」なんだろう。
 「日本だけが悪いわけではない→みんなやってるじゃないか!→俺だけを責めるな→俺だけを穢れにするな→俺は穢れてなんかいない!」なんだろう。

 「ねえ、母さん。僕だけが悪いの?」
 「あなただけが悪いわけではないのよ。でも、あなたも悪いの」

 「私は悪くない。悪いのはアイツらだ。確かに私も悪かったかも知れん。でも、それはアイツらが先に居たからだ。」
 お前は誰やねん。誰の人生を生きとるねん。
 
 『人』がどんどんどんどん奪われる。忘れ去られて冒涜される。『美しい国』
 「そりゃ、しんどいぜ。」と酔っぱらいは感じる。

 っちゅう事で、かなり酔っぱらってまふ。