坊主の家計簿

♪こらえちゃいけないんだ You
 思いを伝えてよ 何も始まらないからね

ホン・ヨンウン

2007年01月22日 | 坊主の家計簿
 1月22日

 雑費  缶ミルクティー        120円
 食類  菜っ葉とろろ         100円

 合計                 220円
 1月累計            144806円

 親知らずもそろそろ抜いてもらわなあかんし、歯石とヤニを取って貰いに歯医者に行こうと思たら「今日は歯科衛生士が休みです」との事。ちぇ!
 年末に行こうと思ててんけど、そんな気力ない位には忙しかったし、今頃になってもうたんやけど、まあ、水曜日に予約。「一気にやって下さい」と頼んだし、一気にやってくれるであろう。
 
 いや、タバコも辞められへんし。

 今日は公文テキスト。筆ペンの練習ばっかりやってられへんので、途中サボってビデオを観る。
 HOBOのマスターから借りたホン・ヨンウンのビデオ。っちゅうても毎日放送の『映像90』とか云うドキュメントでホン・ヨンウンが33歳やから17年ぐらい前になるのか?ライヴビデオでなく、『在日2世シンガー』のホン・ヨンウンのドキュメントで、当然、ホン・ヨンウンの暮らしが中心。
 いきなりアンソさん登場。毎日放送で思いっきり「生まれてから一度も働いたことがない」とナレーションされ、ホン・ヨンウンの部屋で思いっきり下は『パンツ1枚』でズブロッカをラッパ飲みしてた(笑)
 あれはあの当時だから出来た事なんだろう。今なら放送禁止ではないのか(笑)
 っちゅうか、イヤな時代になって来たなあ。

 ホン・ヨンウンは、『EXIT』っちゅう、とてもとてもとてもとてもヤバイ店の、ター坊(マスター)追悼ライブの時に初めて観た。っちゅうても歌ってなかった様な記憶が。。。ベロンベロンに酔っぱらってステージの上から「お前等みんなカスじゃ!死ねや!ゴミどもが!!!」みたいな事をサングラスをかけて喚いていて、「うわ~、完璧ヤクザやんけ。。。」と思たらホン・ヨンウンだったのだが、今回映像で観たらえらい優しい眼をした人やってんなぁ。。。

 なんか、ビデオを観てて、妙な懐かしさを感じた。17年前云うたら私がミナミに出て来た頃であり、まあ、『カミソリの兄ちゃん時代』でんな。
 酔っぱらいが多かったなぁ。。。

 公文の筆ペンをやりながらテレビをつけてたのだが、なんかテレビタックル(?)で教育問題をやってて「二日酔いで学校に来る教師なんぞ首にするべきだ」とか云ってた。
 イヤな時代や。。。

 酔っぱらいと会うと安心する。ベロンベロンに酔っぱらったりしてるのを見たりしてると、ありゃ、エエもんでっせ。
 夜の生活が長かったし、まあ、そういうせいもあるのだろうが、安心するのだ。当然、個人的に害がある場合には「うっとうしい」んだが、だいたい戯言云ってるぐらいやん。絡まれてもこっちも一人なら関係ないし。
 っちゅうか、私も酔っぱらってる時がかなりあるからなんだろうが。。。

 坊さん学校にも酒臭い先生が居た。さすがに伝説になっている某有名元教学研究所所長の様にウイスキーの瓶を教室に持ち込みながら授業をする人は居なかったけど、もう、完璧二日酔い状態で授業に来て「すいません。。。今日はダメです。」とかでんな(笑)
 好きだったし、なんせ『生きた教育』なんだから結構勉強になった。
 だって、坊さん学校の職員って、やっぱしエリートじゃん。そのエリートがでんな、二日酔いでボロボロででんな(笑)。しかも『坊主』でっせ(笑)「修行が足らん!!!」(笑)
 そんな人間味のある先生が大好きだったし、授業もよかったんだけどなぁ。
 
 ん?話が。。。毎度の事だが。。。

 『人間』
 人間が人間に対して『人間として接する』事で、人間が人間として育つ感じが私にはどうしてもあって、最近も何か似た様な事があったらしいのだが、狼に育てられたら狼少年になりまんがな。
 教育と云うのは確かに大事で、それは西原理恵子の『営業ものがたり』の中の『うつくしい のはら』と云う『絶対に泣く』漫画でも見れば完璧だし、うぜ~本も一杯出てるのだが、教育は大事だ。
 でも、何を教え伝えるのだろうか?
 誰が?

 ♪ドモアリガットミスターロボット
  ドモドモ
  ドモドモ
  (曲名忘れた)

 土の臭い
 酒の臭い
 人間の臭い

 埋めろ!!!穢れはすべて埋め祓え!!!!!
 『美しい国へ』

【清浄にして穢なしというのではありません。浄穢なしというのが無上道であります。それが本願の宗教のあわらす世界でありましょう。
 そこには、平等なる人間のいのちの尊厳性の自覚において、人間が人間を利用したり、人間が人間を手段化してはならぬものであることの確信が貫かれているのであります。】(藤元正樹『人格の尊厳性』より)

 差別する人をあざ笑うのは違うと思う。
 あざ笑うのなら親鸞は要らんと思う。
 いや、「どこまで行っても私たちは差別者でしかなく、だからあざ笑ってしまう哀しい性を持って居るのだ」か。

 ビデオの中でホン・ヨンウンも「しゃーから差別とかそういうもんって人間の中にあるもんやからね。俺の中にもあるし。それが本人気づけへんだけやから。それに気づいた時に直そうとするかそれだけ違うかな。俺の中にもあるし。障害者とかの中に入って行かれへん自分もおるし。それに気づいた時に直して行こうとするかどうかだけ違うんかな」みたいな事を云ってたし。
 で、ホン・ヨンウンは「差別は無くなりますか?」の質問に「正直な事を云うと無くならないんちゃうかな」と答える。
 んが、ホン・ヨンウンは歌い続けてた。
 ロックやで。
 出来る、出来ない、ちゃいまっせ。ロックは。

 酒臭く、人間臭く、何が悪いのだろうか?色々ありまっせ、生きてりゃ。
 それを記号化して冷血になり、間化する。『美しい』に憧れ、美しくないものを切り捨てる→穢れ、排除。
 泥臭く、みっともなく、情けなく、生臭く。。。っちゅうのが人間っちゅうもんやと感じる。だから、そんな生の『生』から離れた『美しい』なんぞ大キライ。
 しんどいでっせ。それは。

 っちゅう事で、明後日は歯石とヤニを落としてもらお。娑婆じゃ、娑婆。
 あ、風呂入って寝な。んなもん休み前日以外は『禁二日酔い』でっせ。

 どうでもエエけど、ホン・ヨンウンはライヴ前に『二日も』酒を抜いて体調を整えたそうな。。。