坊主の家計簿

♪こらえちゃいけないんだ You
 思いを伝えてよ 何も始まらないからね

御見合い

2007年01月08日 | 坊主の家計簿
 1月8日

 雑費   缶ココア        120円
 外食   ちゃんぽん焼き飯    760円
 食類   りんご          98円
      絹あげ          78円
      ベーコン        289円
      発泡酒         175円
      はなこっりー       98円

 合計              1618円
 1月累計           46111円

 帰宅して趣味、っちゅうか、次の旅行計画。まあ、うどんツアーでんな。ネットと先日買った本で「今度は何処に行こうか。。。」と楽しんでたら電話。
 オカンからだった。何やら恩師から電話があったらしい。
 昨年末に会った時に話の流れで御見合いの事が出て、結構恩師も酔っていたと思うのだが覚えて居てくれてた。

 御見合いの話が一時期に比べると落ち着いたのだが、それでも学習会後の飲み会等で出る。まあ、適齢期だし、独身で彼女が居ない事は知ってる人達だし。
 学生時代にも院長から「あなたの発言を聞いていると教団改革に興味がありそうですが、だったらお寺に入らないとダメですよ」と云われた事はずっと覚えている。所属寺の住職も同意見で「履歴書書いて来い」なんだが、なんとなくその場だけの話にしつつ誤摩化して来たのだが、そろそろかな?と私自身も感じるようになって来た。
 同時に恩師からの話なので、当然、まだ何にも決まっていないのだが、誤摩化すわけにも行かない。
 気にしつつ正月を過ごしていたのだが、今日の夕方の電話で腹を決めざるを得なくなった。

 とは云え、まだ逃げたい願望があるのだが。。。
 やっぱし、永年独身で居てるわけだし、別に生活に不満があるわけでもない。大阪は地元と云う事もあって、色んな学習会等に関わらせて頂いてるわけだし。
 とは云え、先の事を考えると何らかの形で寺に入り、そこで共に骨を埋める場が欲しい。今、御参りしている先の方々と永遠に私が死ぬまで共に居れる事はほぼ不可能だし。

 悩んでいる。いや、答えは簡単なのだ。「御見合いしなさい」なんだし、「縁があれば寺に入りなさい」なんだし。それしか答えがない。そんな事は重々解っている。

 でも、知らない場所で、知らない人達と。。。と云う事で躊躇している。苦労する事、傷つく事から逃げたいだけだ。

 夕寝してて、起きたらコタツが壊れてた。どこか寝てる間に蹴っ飛ばしたのかも解らない。もう20年近く使っているわけだし、壊れても仕方がないのだが、なんか、その『コタツが壊れた事』が、
 「あなた、何時までもぬるま湯に浸かってたらダメですよ。暖かいコタツの中に潜り込んで居たらダメですよ。」と竹中先生からの声に感じる。

 縁のもの。
 だから、解らない。解らないけど、縁を作り出すのも私。今からの縁に踏み切るのも私。

 こういう時は「甘い夢」と切り捨てる作業をしてみるのが私の何時ものパターンなんだが。背水の陣、やな。


 私は基本的に『イロもん』である。私なりには正統派のつもりでもあるのだが、多分経歴からすると結構なイロものである。
 ある住職さんに私が僧侶になった時に
 「お前の将来は決まったみたいなもんや。パンク坊主の寺の門徒で、○○(坊主バーを一緒に造った人)の寺に所属して、うちの寺に遊びに来てる(笑)」
 まあ、高校中退だし、その後市民運動に関わってたわけだし、坊主バーだし。それ等は当然私の人生だし『誇りたい』。でも、それはアカン。でも、『生かしたい』。関わって来た事だし『生かしたい』。甘いけど、やっぱし『生かしたい』。
 フランス料理から日本料理に転向した料理人が、日本料理の修行を積んだ後にフランス料理をやっていた時間を無駄にするのでなく、『生かせる』ように、『生かしたい』。

 でも、甘いな。最初にそんな事を考えて居る段階で。
 それこそ『縁』だ。
 たまたま現在、教団の人権系に関わらせても頂いているが、あれも『縁』だし。んなもん、仏教より得意ジャンルでっせ(笑)。っちゅうか、思い切り話がそれるが、仏教には『人権』と云う言葉よりも、差別する『無明』と云う素晴らしい問題点があるのだが。。。

 ダメだ、混乱している。

 少し『差別』『無明』で検索したら、こんな言葉に出会った。


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 真に生きてゆく者は、どこに行っても、
 その人でなくては することのできない世界を発見します。
 そうして そこに自分を捨ててゆきます。
 独自の姿で生きられる自由な世界は 至る所に待っています。
 (住岡夜晃氏。但しhttp://blogs.yahoo.co.jp/kyomutekisonzairon/45592278.htmlより)

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 思えば、ミナミに最初出て来た時も基本的には独りだった。
 高校を辞めた時も独りだった。
 年老いたなぁ。。。これが増々加速されるのなら、やはり今しかないか。
 っちゅう事で、今年は『御見合いの年』と云う事で。
 まあ、『イロもの』ですから、御見合いまで行ければ良しとして、っちゅうか、それ以前に声をかけて下さる方々が居てる事がやはり有り難い。

 まあ、「実際に御見合いしてから悩め!」っちゅう話でもあるのだが、小心者の私にはですね。。。