坊主の家計簿

♪こらえちゃいけないんだ You
 思いを伝えてよ 何も始まらないからね

美しい彼岸へ

2006年09月21日 | 坊主の家計簿
 9月21日

 雑費   タバコ         300円
      携帯電話       1011円
      散髪         2000円
 食類   水菜          100円
      ハンバーグ       149円
      あじ開き         75円

 合計              3335円
 9月累計           53314円

 携帯電話は最後のツーカー。え~、「お世話になりました」って、auと会社一緒やんけ。
 で、散髪しに行く。少し早いのだが、明日から彼岸法要だし、ショートカットはマメに散髪しとかんと。まあ、普段楽な分だけ散髪代が若干かかるわけやな。
 帰りにスーパー寄ったら無茶苦茶美味そうな『あじの開き』が半額の75円で売ってて、っちゅうか、定価の150円でも安いくらいに美味そうだったので即ゲット。しかし、晩ご飯には同じく半額で買った『豚バラ巻きハンバーグ』を食す。こっちの方が足早そうやし。

 最終追い込み御文の練習&最近真面目な筆ペン練習をやって、報道ステーションを観てたら特集で『里に熊が出没』っちゅうのをやってた。番組に出て来た熊は『月の輪熊』だが、凶暴で強そうだ。とても私に勝ち目はなさそうだ。やはりウイリーウイリアムスは強い。あれは確か『月の輪熊』でなく『ひぐま』だったはずだし、『ひぐま』の方が当然強そうだ。そしてそのウイリーウイリアムスと引き分けた猪木もやはり強い。借金がなければハルクホーガンになんぞ負けるわけがなかったのだ。猪木は強い。よって猪木なら『月の輪熊』ぐらい簡単に勝てるだろうが、やはり猪木以外の、いや、猪木と前田と藤田と中西以外の日本人では熊には勝てないだろう。
 その熊がやはり里に降りて来たら怖いわな。っちゅうか、熊って喰えるのだし、確か漢方薬にもなったはずだしビジネスチャンスでもあるのだが。。。
 まあ、熊が里に降りて来るのは色々な事情があるのだろうが、やっぱし山が人間のものになってしまった、っちゅう事が大きいのでは、と考える。原生林ってどれだけ残って居るのだろうか?大阪では野良猫はみかけるが、野良犬はみなくなった。そこまで管理が行き届いて来て、そのうち『野良アリ』とか『野良ごきぶり』とか、首輪をしてない昆虫類は見つけ次第『管理』されていくようになるのだろうか?

 国家・国旗に対する強制に対する違憲判決が出た。まだ地裁だが。(http://www.asahi.com/national/update/0921/TKY200609210287.html
 当たり前と云えば当たり前の判決なんだが、しかし注意をしなければならない。判決の中で裁判長は『日の丸や君が代が皇国思想や軍国主義思想の精神的支柱として用いられてきた経緯に言及。』(先のソースより)したらしいが、これは要らないのでは?逆にこれで叩かれる可能性もある。そうではなくあくまでも『思想・信教の自由』だろう。日本には軍国主義が好きな人も居る。日の丸・君が代にそういう意味も含めて敬意を払っている方々も居られる。
 また、例えば「なら、新たな国旗・国歌を作ればいいだけではないのか?」と、靖国問題で語られる『新しい追悼施設』の問題と同じになる危険性を孕んでいる。
 小泉(まだ総理)氏は【「法律以前の問題じゃないですかね、人間として国旗や国歌に敬意を表するのは。人格、人柄、礼儀の問題とか(だと思う)」】(http://www.asahi.com/national/update/0921/TKY200609210382.htmlより)と語って居るが、別に私は総理大臣から『人間』として認められて『人間』として存在していないので、大きなお世話だ。
 例えば今回の裁判を提訴した方々が「君が代なんて歌ったらダメです。あれは軍国主義の歌で、天皇崇拝の歌です。みんなで一緒にインターナショナルを歌いましょう!」でも私は拒否するし、また何度も何度も何度も何度も書きなぐっているが、ボランティアや社会貢献を強制されるのも真っ平御免だ。

 色んな意味で『管理』が進んでいる。自然に帰ろうとしている経過中の山は『荒れた山』になる。
 教師の云う事を聞かない人が学校に居るなら『荒れた学校』になる。ちなみに私も小学校時代から教師に暴言を吐いてたし、教師に対して暴力を振るった事もある。んが哀しいかな小学生。。。ボロ負けだったが。。。
 ん?『管理』。
 報道ステーションが終わって筑紫のニュース23の特集で『ひきこもり放置国家』と日本の事を云ってた。
 え~。。。何が悪いのでしょうか?そうやって、部屋に引き蘢ってテレビを観てる方々を追い込んで何が楽しいのでしょうか?
 労働者である私は当然「エエ歳してんねんやったら働かんか、この道楽者が!」と酔っぱらったオッさんとしては言いたいのだが、そんなもんは私のワガママだけの話。確かにニートや引き蘢り状態にある方々は傲慢な方々だろうが、そういう状態の方々に対して「この道楽者が!」という私も傲慢だ。

 『管理』。
 山を管理して、管理する人にとって都合の善い山にする。
 教師・生徒を管理して、管理する人にとって都合の善い教師・生徒にする。

 『善人には居場所が与えられ、悪人は居場所を奪われる』とは恩師の口癖。
 無条件の救い。簡単な言葉だが、無条件にいかなる他者をも尊敬しなければならない。

【いのちにはいのちの体系(法)があります。それは決して老少善悪を選ぶものではありません。それ故、本願を生きる者にとって善悪との組み討ちは必然といわねばならぬのであります。】(藤元正樹『ただ念仏のみぞ』47ページより)

 
 と、ここまで書いてタイトルを『美しい彼岸へ』と書いたのだが、え~。。。御文頑張ってきます。職分やし、やっぱしちゃんとせなあかんし、聞いて下さる方々も居られるし、私はよゐこなので、例えば小泉氏のように「心から」を「ころころから」と噛んだりする事はよゐこの私にとってはあってはならない事であり、私が私自身の居場所をなくしてしまって落ち込んでしまう事であり、やなぁ。。。
 だいたい、御文はなんで漢字とカタカナで書いてあるねん。いや、漢字はええねん。でもカタカナなんぞ舶来の言葉を表記する場合に使われる表記であって、愛国者の私がなぜそんな舶来表記に魂を売り渡さなければならないのか。蓮如は売国奴だ!いまだに御文をカタカナで表記している大谷派も売国奴だ!と、すっかり彼岸法要前で胃が痛くなってる私は他人事、すなわち自分自身に対する信頼を失い、他人からの評価に自分を売り渡してしまって、他人のせい、あるいは『今居る私』ではなく『他人からの評価に魂を売り渡している私』になってしまって、歴史の事実すらも変えてしまう様な事を考えたりしてしまっています。ちっちぇヤツだ、私は。

 そういや、何かに『彼岸とは、本当の自分に出会える場所』とか書いてあったな。
 と、若干慢心する事によってしか落ち着けんっちゅうのは、やっぱり小さいなぁ。。。

【いのちにはいのちの体系(法)があります。それは決して老少善悪を選ぶものではありません。それ故、本願を生きる者にとって善悪との組み討ちは必然といわねばならぬのであります。】(藤元正樹『ただ念仏のみぞ』47ページより)