坊主の家計簿

♪こらえちゃいけないんだ You
 思いを伝えてよ 何も始まらないからね

学仏大悲心

2006年09月16日 | 坊主の家計簿
 9月16日

 外食   かき揚げ蕎麦         326円
      焼き肉メシビール      2373円
 食類   無添加ワイン         438円

 合計                 3137円
 9月累計              40120円

 今日は法事→忙し→疲れた→御褒美と云う事で焼き肉メシビール。
 一切調理せず。なので台所は綺麗なので今日は流しを洗わんで済むわけや。なんせ台所は一人暮らしにとっての生命線でもあり、今日の疲れと明日への活力を養う場の根本だ。
 と、当然こんな時間から酔っぱらってます。しかも今日の焼き肉はメシメインだったので帰りにワインを買って飲んでいるのだが、ワインは醸造酒なので酔うのだ。酔い方が蒸留酒とは違って低い所で酔っぱらってくれるのですぐに酔う。まあ、その分体にはエエのだが。。。
 
 焼き肉屋には人生交差点を持って行った。

 【「東京の大学でしっかり法律を勉強して、大きな人間になって土地さ戻って来い。その時のおまえは、男と心中した母親を許してやってるはずだ。母親も女だったんだ。ということがわかってやれるはずだ。いいか、人間の弱さをわかってやれる強い人間になって戻って来い!」】(人生交差点『腐敗』より)

 人生交差点や、嫌われ松子の一生や、山本周五郎の一連の作品や、飲み屋等で会う人達や、お参り先で出会った人達の人生。
 感情に刻み込む。彫刻刀で掘り進めるみたいに刻み込む。
 差別の話でも同じ。この間の坊主バーなんて『ド!在日の日』。私は二人とも知ってたが、別に無理矢理『同じ在日だから』と引き合わす必要もない。また同席しても『同じ在日です』と紹介する必要もない。ただ、話の流れで二人が気づいただけ。そこからの話もイチイチ憶えていない。当然ベロンベロンだったし。でも、感情に刻み込む。色んな被差別者から聞いた話を感情に刻み込む。

 もっともっと哀しくなれる強さが欲しい。
 もっともっと弱くなれる強さが欲しい。
 突っ張るのではない。底から突き上げる力強さ。生命のたくましさ。

 【今、いのちがあなたを生きている】(真宗大谷派宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌のテーマ)

 突っ張る為に誰かを見下す。それを固定化する。そんな差別の上に成り立ってでしか生きて行けないのなら、そんな哀しい人生はない。誰かとの比較でしか生きて行けないのなら、そんな哀しい人生はない。
 でも、そういう哀しい人生を生きている。まぎれもなく今現在生きている。
 矛盾があるからこそ力になる。矛盾は力だ。

 
 あ、マイボス・マイヒーローも最終回。

 で、見終わったが、よう泣いてもうた。。。はよDVD出えへんかな。何回かしか観てないし。