エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

紫陽花は・・・

2014年05月22日 | ポエム
紫陽花は、まだ咲かない。
いま、準備中である。

零れる前に、蕾を固く握りしめている。
それが愛らしい。







「紫陽花のまだ準備中蕾かな」







この花は何色だろうか?
そう、思索を巡らすのも楽しいではないか。



いまは、沖縄地方と奄美諸島が梅雨に入っている。
奄美の梅雨明けに、島を訪れようと思ってエアーとホテルを予約をした。

だが紫陽花が綻び始めるころ、ぼくはきっと新しいステージに立っているだろう。
6月はぼくの誕生月でもある。
示唆に富む旅立ちになるはずである。



そうであらねばならない。
もう・・・あと何年感性が生きているだろうか?

少なくとも、唾棄する存在にはなりたくないのである。
作品の陳腐化も、避けなければいけない。

感性を削る、残る日々でありたいのだ。
キーワードは「リスペクト」である。




      荒 野人