かつては・・・日本人がなべて詩心を抱いて生きていた時代。
この花に蛍を入れて、風雅を楽しんでいた。
雅趣の極みである。
昨年の今頃、ぼくはこの蛍袋を俳句にした。
「蛍袋つまんでみたき花のさき」
である。
かなり観念的ではあるけれど、こうした観念も俳句で詠んでおいて不都合はない。
色素を失った白いホタルブクロもある。
この白も、ほど良い。
紫が印象的であればあるほど、白い按配が良いのである。
「風に触れ揺るることなき蛍袋」
こうして、蛍袋の季節が進んでいく。
なんとも、風情に溢れた花である。
荒 野人
この花に蛍を入れて、風雅を楽しんでいた。
雅趣の極みである。
昨年の今頃、ぼくはこの蛍袋を俳句にした。
「蛍袋つまんでみたき花のさき」
である。
かなり観念的ではあるけれど、こうした観念も俳句で詠んでおいて不都合はない。
色素を失った白いホタルブクロもある。
この白も、ほど良い。
紫が印象的であればあるほど、白い按配が良いのである。
「風に触れ揺るることなき蛍袋」
こうして、蛍袋の季節が進んでいく。
なんとも、風情に溢れた花である。
荒 野人