エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

栴檀の花

2014年05月24日 | ポエム
栴檀の花が見頃である。
友よ・・・見上げてごらん。



この季節を遡ると、栴檀の花で下手な句を読んでいた。
殆ど、人には見せられない句である。

だがしかし臆面も無く、ブログに載せていた。
恥ずべき所業であった・・・それでもその時点の野人俳句である。







「風の声ひときわ高く花あぶち」







栴檀の満開の下に立つと、空の蒼さが際立ちつつ、白い花弁と赤味を帯びた蕊が優しく目に入ってくる。
加えて、緑の葉である。

栴檀の花の「花言葉」は既に書いたけれど・・・。
「意見の相違」である。

ぼくは、昨日「からまつ」への決別を決めた。
その顛末は、追って明らかにする。



だがしかし、ぼくは俳句と決別はしない。
いまは、時ならぬ嵐があったりするけれど、その嵐を楽しみたい。

あらゆる事柄に「責任」を持つ。
その気概こそが、文学乃至俳句結社には必須だ。
責任を持つ者がいない「打ち合わせ」は、必要無い。
時間の無駄だ。



嵐に遭遇しても、ぼくは断じて散らされない。
落ちるのではなく、新たなステージで輝くのだ。

満天の栴檀。



どこを伐りとっても栴檀の花。
満天の栴檀に憧憬する。

かくありたいのである。



      荒 野人