エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

シャリンバイの花

2014年05月12日 | ポエム
車輪梅・・・と書く。



奄美大島では大島紬の染料に使われる。
樹皮を木灰と混ぜて鉄がまで煮出し、大島紬の褐色染料にするのだ。

鹿児島県笠利町の花であり、木である。
笠利町は奄美大島の町である。



また、乾燥や大気汚染に強いことから道路脇の分離帯などに植栽されたり、艶のある常緑葉が美しく、良く刈り込みに耐えるため庭木として植栽されたりする。
和名は枝の分岐する様子が(葉の配列の様子とも)車輪のスポークのようで花が梅に似ることからである。







「シャリンバイかく咲きてありかく咲ける」







花言葉は・・・。
「愛の告白」「純真」「そよ風の心地よさ」である。

花の開花時期に合わせた花言葉である。



見た目と花卉の効果効能がここまで違うのは、シャリンバイの特化された美である。
シャリンバイの美学に酔い痴れてみようではないか。



       荒 野人