エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

ミズキの花

2014年05月09日 | ポエム
朝鮮からインドシナにかけて自生する。
日本では山野に自生するというけれど、結構公園などで見かける事が出来る。

まるで、空に浮かぶ雲のように咲く。







「ミズキ咲く母の思いの深さかな」







ミズキの命名は、樹液が多く、特に春先に枝を切ると水がしたたり落ちることからこの名前がついたのである。
花は5~6月頃・・・丁度今頃なのだ。

枝先に平らな房状に集まって咲き、秋には暗紫色の実をつける。



目立つ程でもなく、パッと目を見開かせる派手さも無い。
無いけれど、何故か愛おしい。

そう、山野の母のような花である。



花言葉は・・・。
「耐久」「成熟した精神」である。

母ではないか!
豊饒の海のような、母である。



       荒 野人