立夏である。
昨日までと変わって、少し肌寒いけれど夏が立ったのである。
思いついて、今朝がた近所の竹林に出かけた。
筍が皮を剥ぐ音が聞こえていたのは、つい先日なのだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/3a/f4787698beeef6efcd11ee0559348526.jpg)
竹は、瞬く間に伸びる。
いま、春筍から「若竹」の候となった。
清々しいのが、竹の真骨頂である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/23/e74f6af77b77c2d646ee416dfc1cab43.jpg)
まだ、皮を剥ぐ音が聞こえる。
竹林に出かけて、耳を欹(そばだ)てて居ると、竹の皮を剥ぐ音が心音に響いてくるのである。
静かに・・・静謐の時間が流れてゆく。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/85/a2d830af2b55d4c177b76b10026dc005.jpg)
「五雨の日や若竹伸びる音を聞く」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/df/04b06bce5cdd91ecd1eec46752b641cf.jpg)
五雨である。
十風五雨(じっぷうごう)と読む。
穏やかな天候のことであって、十日に一度風がふき、五日に一度雨が降る。
安定した気候。
農業を専らにした、旧暦の表現である。
今日の曇天を補って、若竹が聳え立つ。
それが、立夏なのだ。
荒 野人
昨日までと変わって、少し肌寒いけれど夏が立ったのである。
思いついて、今朝がた近所の竹林に出かけた。
筍が皮を剥ぐ音が聞こえていたのは、つい先日なのだ。
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竹は、瞬く間に伸びる。
いま、春筍から「若竹」の候となった。
清々しいのが、竹の真骨頂である。
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まだ、皮を剥ぐ音が聞こえる。
竹林に出かけて、耳を欹(そばだ)てて居ると、竹の皮を剥ぐ音が心音に響いてくるのである。
静かに・・・静謐の時間が流れてゆく。
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「五雨の日や若竹伸びる音を聞く」
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五雨である。
十風五雨(じっぷうごう)と読む。
穏やかな天候のことであって、十日に一度風がふき、五日に一度雨が降る。
安定した気候。
農業を専らにした、旧暦の表現である。
今日の曇天を補って、若竹が聳え立つ。
それが、立夏なのだ。
荒 野人