エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

秋見っけ!

2013年09月22日 | ポエム
今日も今日とて、涼しい。
樹が付けば、掛け布団をしっかりかけている朝。

夜は寒いくらいなのだ。



公園を歩いていると、秋らしいささやかな色彩に出会える。
小さく、ささやかな秋である。



これは「臭木」である。
白い可憐な花が咲き、やがて、この仄赤い実となる。
確かに、臭いのだけれど「臭木」ではあまりに可哀そうである。



桜の木は、ほろほろと病葉を落とし続ける。
病葉を落とすことで、健やかな樹勢を保つのだろうか。



その桜の樹の横に、コスモスが咲いていた。
それこそ、ひっそりと咲いていたのだ。
(rippleさんからの指摘)これは周明菊です。
そう、その通りで、この花は周明菊です。
誤った情報でした・・・ごめんなさい!

そして、rippleさん・・・ありがとうございました。



季節は、ヒガンバナ。
巾着田に行けそうもない。
気がせいてならないのだけれど、どうにも時間が取れない。







「若き穂のやがて開ける芒かな」







若いススキの穂が出ている。
幾星霜、こうして人の目を楽しませてきたのだろうか。

歌にすれば物悲しく、絵画にすれば嫋(たおやか)である。
手に取れば「はらりとおもき」芒である。



        荒 野人