エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

秋を拾う

2013年09月25日 | ポエム
今日は夜来の雨が止まず、しとしとと降り続いている。
「秋黴雨(アキツイリ)」だ。

昨日は、秋を拾った。
その秋を紹介しよう、と思うのである。
皆さんも、秋を拾いに出かけたら面白い。
楽しい仕儀である。



先ずは「松ぽっくり」である。
大きな、立派な松ぽっくりである。



こんなように落ちていた。
オーナメント作りには、充分な大きさである。



次いで、ドングリ。
くぬぎのドングリである。

まん丸い。
実は、このドングリで「トトロ」を作るのである。



ぼくの長女の作ったものである。
こうした工作の好きな娘である。

小さくて、細長いドングリもある。
それは例えば「マテバシイ」のドングリである。



最後は、辛夷の赤い実。
これだけ色づけば綺麗である。

拳(コブシ)の形の莢が割れて、実生が表に出てくる。
秋・・・赤く色づくのである。





「ドングリのころころ落ちる薄暮かな」







見上げれば、秋の雲が渦巻いていた。
丁度真中あたりの一つの点。
飛行機である。



       荒 野人