エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

秋・・・おみなえし

2013年09月13日 | ポエム
女郎花と書く。
黄色の花である。
これが白い花だと「オトコエシ」となる。

けれど、過日も書いたけれどなかなかオトコエシには、お目もじが叶わない。
一度見てみたいものである。

昨日は、打って変わって暑さがぶり返してしまった。
暑さの中で、喘ぎながら清流を散策した。



同時に、見上げるとやはり秋の空である。







「おみなえし憂鬱払うごと咲けり」







女郎花は、楚としている。
けれど風に揺れると、途端に艶めかしく変化する。

それが良い。



清流は、黙って流れる。
清流の声は、自然の営みである。



この日は、水面を騒がす羽黒蜻蛉であった。



       荒 野人