昨夜は、ほぼまん丸のお月さまが天空にかかった。
「かぐや姫」が降臨しそうな、美しい月である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/6c/c251017b41a2cd54f1d75a43b2e02513.jpg)
今夜の十五夜は、さぞ名月で現れるだろうとワクワクするではないか。
ススキの若き穂が少し垂れ気味に月にかかる。
お団子を食べる。
明日は彼岸の入りである。
今日の中秋の名月、満月の十五夜であるけれど、次は8年後だそうだ。
白いまん丸の団子が良い。
白い団子の中には、餡子が入っている。
その甘さが堪らなかった。
ぼくたちが子どもだった頃、団子は例外なく米粉で作ったものだ。
子どもたちは、その団子を突きに行く。
竹槍を作って、家々を回ったものだ。
夫々の家は、団子を突かれるのを楽しみにしていたものだ。
ぼくたちは、団子を突いて、お菓子を貰った。
楽しい記憶である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/83/c951259ec325b125d4e1eed9c0ba07a7.jpg)
「団子突く童の手並み三五の夜」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/2c/b8dd0d8e08128dd409c140f7d5b0465d.jpg)
秋・・・カラタチの実は金色に色づく。
それも間もなくである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/53/0347a3bc9e171da4d1c68f5ed2630a93.jpg)
こうした記憶の無い子どもたちが増えている。
日本人の優しい習い、である。
自然を歌にする。
団子を捧げる、食う。
それも美しい習いである。
荒 野人
「かぐや姫」が降臨しそうな、美しい月である。
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今夜の十五夜は、さぞ名月で現れるだろうとワクワクするではないか。
ススキの若き穂が少し垂れ気味に月にかかる。
お団子を食べる。
明日は彼岸の入りである。
今日の中秋の名月、満月の十五夜であるけれど、次は8年後だそうだ。
白いまん丸の団子が良い。
白い団子の中には、餡子が入っている。
その甘さが堪らなかった。
ぼくたちが子どもだった頃、団子は例外なく米粉で作ったものだ。
子どもたちは、その団子を突きに行く。
竹槍を作って、家々を回ったものだ。
夫々の家は、団子を突かれるのを楽しみにしていたものだ。
ぼくたちは、団子を突いて、お菓子を貰った。
楽しい記憶である。
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「団子突く童の手並み三五の夜」
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秋・・・カラタチの実は金色に色づく。
それも間もなくである。
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こうした記憶の無い子どもたちが増えている。
日本人の優しい習い、である。
自然を歌にする。
団子を捧げる、食う。
それも美しい習いである。
荒 野人