エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

吾亦紅

2013年09月14日 | ポエム
吾も亦、紅なり。
そう主張するのである。
いたいけな秋の草花である。

その姿は、可憐である。
風になぶられる肢体は、媚惑的ですらある。



秋の山野を彩る代表的な植物だ。
吾亦紅が揺れる。
高原のイマージュ…風たちぬ、の連想でもある。

花言葉は「物思い」「愛して慕う」「感謝」「変化」「移ろいゆく日々」。
ぼくは「移ろいゆく日々」が好きだ。







「吾亦紅移ろう君の色を聞く」







高原の移ろう天気に身を任せた時から、ぼくは風になる。
変化に抗わず、なすがままに身を任せる。
なんというゆったりした時間だろうか。

自らを捨てる覚悟が問われている。
そんな気がする日々である。






今日は、箱根に向かう。
年に一度の「いとこ会」である。
何やら今年の幹事は、だいぶ奢ったようである。
高級旅館に投宿とある。

宴会は、姉たちの独壇場だけれど、まっそれも良いか!
台風の影響だけが心配だ。



         荒 野人