エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

京の五条の橋の上

2013年09月08日 | ポエム
大の男の弁慶がこの橋の上で、牛若丸と出会った・・・と言う唱歌がある。
この南詰からは、大文字の「大」が良く見える。
東山の全体を俯瞰できる橋である。



そして渡りきると、清水の舞台である。



向かって左方向に八坂神社。
知恩院もある。
当然、祇園もこの橋を渡らないと辿りつけない。



流れるのは「鴨川」である。
鴨川と高瀬川の間には、京都らしい家並が続く。



奥に長いのである。
丁度真中に坪庭がある。

蒸し暑い京都。
風が通る家である。







「鴨川の床に任せる涼し風」







川床の準備は奥床しい。
この、よしず張りの縁台には川風が来る。
涼しいのである。

夏、鱧を嗜みながら川風に身を任せる。
今日の贅である。



       荒 野人