エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

箱根のお山は雨ばかり

2013年09月17日 | ポエム
いとこ会について初日の模様をお知らせした。
二日目は、台風が接近中で朝食後に集合写真一枚をパチリ!
直ちに解散であった。



六時に朝風呂に向かった時は、山には靄がかかっていて、幽玄な雰囲気であった。



けれども、朝食を始めると・・・



雨はしとどに降りかかってきたのであった。
誠に山の天気は、あてにならない。

女の揺れる心の動きのようだ・・・と言っては女性蔑視か?
女性は、生あるものに対して豊かだからこそ森羅万象に揺れる、反応する、しかして宇宙のようにその広い胸に抱きすくむ。
のである。

ぼくのこのいとこ会の収穫。
姉が、古いアルバムを整理していたらこの写真があった!
とぼくと妹に呉れたのである。



左が、母の「愛」。
右は、ぼくのおじいちゃんのお姉さんだそうだ。
撮られた時期は、昭和の10年代後半。

息子のぼくが言うのも可笑しいけれど、なかなかの美人である。
六人姉妹の下から、二番目。
ぼくの母が、家を継いだ。

この写真は、ぼくの手元には無かった。
写真は、スキャンして実物は妹に送った。
母も亡くなって、父も亡くなって、ぼくの両親はもう居ない。
せめて母の写真くらい、お見せしても良かろう・・・。

誰に迷惑が掛かる訳でもない。

さて、箱根からの帰宅後、雨は少し小康状態になったけれど、それは嵐の前の静けさでしかない。







「湯気のごといで湯の里の霧深し」







妖しげな雲が空に広がっていた。
夜半から雨が降り募り、翌日の台風上陸を予想させたのであった。



        荒 野人