エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

不安定な

2013年09月07日 | ポエム
大気は冷えているけれど、不安定である。
季節のせめぎあいが始まっているのだ。

だから、大気は不安定であって生きていてだるい。
精神の錯乱は、こんな大気が惹き起こすのである。



けれど、夜に入って頗るつきの涼しさになった。
ぼくは嬉しさのあまり、時価を忘れて自転車で走った。
涼しいと云うより、冷たさが気持ちよかったのかもしれない。

とまれ、汗も掻かず走り回ったのである。
こうした感覚は、久しく忘れていたものだ。

改めてデジカメの今日の映像を確認した。
午後の時間帯、既に涼しさの予感が花たちにはあったのである。



テイカカズラは、涼しげに垣に咲く。
風車のような形の花だ。



エノコロも近くで見ると可愛い。



ムラサキシキブの色づき具合も宜しい。



サルスベリは、そろそろ終わりに近づきつつある。
それにも増して、畑の収穫・・・夏野菜の収穫が終わりになっている。
そろそろ、モロコシも終わる。
茄子は、秋ナスになっている。

もっとも秋ナスは、美味い。







「気配は秋寂しげなるか万象の」





などと、少しメランコリーな気分である。
いやいや、ペーソスかな。



        荒 野人