アウトドアー

山登りや峠越えなどを書きます。

339 房総の山(Ⅳ△「久手畑」他3点)の三角点巡り。  ('16,11,13)

2016-11-14 08:05:24 | 房総の山南部

9月に南房総市の三角点巡りをしたとき一応予定に挙げていて未踏の三角点を一回りしてきました、その時藪に阻まれ断念したⅣ△「安馬谷」にもリベンジして反対側(西側)から攻め成功しました。

【Ⅳ△久手畑】
この三角点は藪に阻まれ断念した三角点の西800m程の小高い山の上にある三角点です、ですからアプローチは迷うことなくすんなりとその麓に辿り着きました。

問題はルートをどうとるかです、地形図には麓の集落から三角点まで破線道がありますが「房総丘陵」ガイドマップには全く違うルートが記されています、然しそのどちらも取り付き地点が皆目わかりません、そこでいつもの通リ適当に薄い藪に突っ込み藪尾根を這い上がりました。

数回ルートを確認しながらコンパスの指示に従って藪の急尾根を登り詰めたら突然三角点の前に飛び出しました、今日巡る三角点の中で見つけるのが最も難しいのではないかと思っていましたからこれで一安心です。

【ポイントタイム】
駐車場スタート(8:40)…Ⅳ△「久手畑」(68.6m)(9:24)(9:28)…駐車場ゴール(9:50)、所要時間1時間10分、歩行時間53分、水平距離約1km、累計標高+140m、歩行数約1,500歩。

【Ⅳ△安馬谷】
Ⅳ△久手畑を下山した時「そうだこの前失敗した安馬谷をリベンジしよう…」とふと思いつきました、今回は以前の反対側から攻めて見ようと思い西側の民家の裏山に回り込みました、すると藪尾根数メートルの高さの所にピンクのテープが下がっているのです。

これだと思い藪尾根を強引に這い上がると間もなく突然明るい広場に飛び出しました、そこは公園のようにベンチがおかれた一面芝生の広場です、なんとその一角に白い標柱と標石がありました、この前1時間以上藪の中を彷徨ったのは何だっただろうと自分ながらほどほど呆れました。

【ポイントタイム】
駐車場スタート(10:05)…Ⅳ△「安馬谷」(35.5m)(10:17)…駐車場ゴール(10:30)、所要時間25分、歩行時間20分、水平距離約400m、累計標高(+16m)、歩行数約900歩。

【Ⅳ△久保】
この三角点は大きな溜池の南西約300mの所にあるので恐らく溜池までは車が入れるだろうと楽観していました、R128から入ると道は軽自動車1台走れる幅で舗装されていましたが山奥に入るに従い周りの木の枝や雑草が通行を阻み始めたので適当なところで車を置き歩いて進みました。

突然広い畑場に出ると道はそこで消えてしまいましたが右手前方に溜池の堰堤らしいものが見えましたのでルートが確認出来てホットしました、溜池周辺は公園らしくよく整備されていて今日も数人の人たちが草刈り機で山の斜面の藪刈りをしていましたが本通りは反対側から立派な車道が通じていました。

溜池の奥がカール状になっていてそのピークに三角点はあるはずです、ところが取り付き点が分りません、丁度斜面の藪がきれいに刈り払われているので急斜面を直登しました、ところが八合目辺りからは藪は刈られていなかったのでそこからが大変です。

藪を避け左手の藪の薄い雑木林の中を木の根をつかまりながら這い上がりました、漸く稜線に出るとそこはしっかりした踏み跡があって歩きやすくコンパスの指示に従って進むと小広い開けたところに飛び出しました、真新しいベンチがありその脇に三角点標石はありました。

往路を引き返し公園に下りると草刈りのご夫婦が昼食休憩していましたのでちょっとおしゃべりしてお先に失礼しましたが公園の入り口に来るとなんと三角点の道標がちゃんと立っていました、駐車場に着いて遅い昼食を食べ次の三角点に向かいました。

【ポイントタイム】
駐車場スタート(11:00)…溜池奥の公園(11:36)…Ⅳ△「久保」(83.9m)(12:02)(12:12)…奥の公園(12:20)…駐車場ゴール(12:40)、所要時間1時間40分、歩行時間1時間10分、水平距離約3km、累計標高+270m、歩行数約4,000歩。

【Ⅳ△吹代】
この三角点も大きな溜池(東西400m・南北200m)の西側にある小高い丘の上にあり又「点の記」には「本点まで自動車通行可」とありますからここも恐らく公園だろうと思っていましたがすっかり予想を裏切られました。

ポイントにしていた大きな溜池が行けども行けども見当たりません、集落の中を彷徨っていたらなんと溜池はすっかり干上がっていてただの低い窪地のようになっていたのです。

兎に角小高い丘の上に登ろうとしても取り付き口が分かりません、地形図で細かく現在地を確認しながら軽自動車がやっと1台通れる狭い急坂を登って行くと初老の男性が散歩していましたので三角点を探している旨話すと「案内してやるよ…」と言って車に乗り込み案内してくれました。

車で急坂を上り詰めたそこは数軒ある民家の庭先の木の下にありましたから案内されなければ探し当てるのに苦労したでしょう、これで予定していた全ての三角点をクリアーしたので気持ちよく帰路に就きました。

【3点合計記録】 
所要時間約3時間15分、歩行時間約2時間23分、水平距離約4.4km、累計標高+426m、歩行数約6,400歩。

【余談】
三角点の数メートル離れたところに庭に雑草の繁茂したひっそなこじんまりした空き家がありましたがその家は「あの山本五十六の息子が戦後からひっそりと隠匿生活をしていた家だ」とその案内してくれた男性が話しておりました。

       HP URL outdoor (hacca.jp

                         
        Ⅳ△久手畑(68.6m)              山柿(柿の原種)        Ⅳ△「安馬谷」(35.5m)

                
      
                   Ⅳ△「久保」(83.9m)              ガマズミ             ヒメフウロウ

              
             アゼトウナ             三角点道標          Ⅳ△「吹代」(50.5m)

   

                       車で行ったので軌跡はありません。

   

         Ⅳ△「安馬谷」・Ⅳ△「久手畑」・Ⅳ「久保」其々の歩いた軌跡(1/25,000)の縮小図