冬から春へ陽気が変わる時期は「三日の晴天なし」と言われる様にぐずつく日が多くなりますがその中で今日(日曜日)は晴天なので今回も急遽山歩きに出かけることにしました、コースは3年ぶりの「鹿野山古道」です。
鹿野山街道の入口福岡集落から約3km程登ったところから右折して牧場への道を300m余り下ったところの広場に車を止め身支度を整え出発しました、登山口の孟宗竹林の中に「芭蕉の碑」がある筈ですがここには下山後立ち寄ることにして登山口に取り付きました。
最初は杉林の中の踏み跡を15分余り登ると広い林道に出ます、以前は結構ぬかるんでいましたが今日は泥濘は無く歩き易い道です、更に進むと今度は二股に分かれますが右の道を見送り直進しました、その入口にはゲートが設置されていてバイクなどは侵入できないようになっています。
以前はそのゲートを乗り越えなければなりませんでしたが今回は人の通れる幅に切り離されていましたので難なく通過できました、ここからが古道らしい確りした踏み跡が約1.5km程続き最後に県道に出ます。
県道に出る終点約300m程手前左上の杉林の中に「阿久留王」の胴体が埋葬されていると言われる「阿久留王塚」があります、以前は藪で下からは見えませんでしたが今回はきれいに下刈りされていて近くによく見えましたので立ち寄リました。
此処から県道まで以前は結構藪で踏み跡がはっきりしないところもありましたが今回は最後まで踏み跡ははっきりしており安心して進めました、県道に出るとまだ時間が早いので白鳥峰に登ることにして緩い坂をゆっくり登って行きました。
白鳥神社の裏山の急坂をジグザグに登って頂上に辿り着くとまずは379mピークの標石と「日本武尊」の石碑を撮影してから一息入れた後下山しました、県道に降り立つと余りにも天気が良いので九十九谷公園に立ち寄ることにして東屋で暫らく景色を眺めて過ごしました。
一休みしてから県道を西に約1km余り進んで神野寺を目指しました、本堂に立ち寄リお参りしてから県道向かいにある東屋でゆっくり昼食休憩してから復路に就きました、県道を西に約500m程進むと右手に古道の入口がありますのでこれに取り付きました。
入口には今回真新しい鎖が張られ「車両進入禁止」の看板が掛けられていましたがそれでもバイクの新しい轍が付いているのには驚きました、然し相変わらずこの道は深く削られたバイクの轍でひどい荒れ様です。
この道を真直ぐ下れば往路で二股分岐のゲートの所に合わさる筈ですので気を付け乍ら下って行くと終点近くになって思いもよらない藪や深く掘れて通行不能な場面に遭遇してしまいました。
然し地形図でルートを確認するとルートは外れていません、何とかその場をクリアーして進むと突然車の新しい轍の有る広い道に飛び出しました、ともあれ安心して進むと間もなく車を止めてあるところから西側数十メートルの所に出ました、予定は駐車場の東側に出るつもりでしたので途中からルートを間違えていたのでしょう、最後に「芭蕉の碑」に立ち寄った後駐車場にゴールしました。
【ポイントタイム】
駐車場スタート(8:37)…二俣分岐(9:08)…阿久留塚(9:44)(9:48)…県道(10:04)…白鳥神社(10:29)…白鳥峰(10:35)(10:39)…九十九谷公園(10:48)(10:56)…神野寺(11:15)(11:19)…昼食休憩(11:20)(11:37)…下山口取り付き(11:45)…駐車場ゴール(12:55)、所要時間4時間18分、歩行時間3時間10分、歩行距離約9km、累計標高+868m、歩行数約16,000歩。
【追伸】
昼間はさほど痛くはありませんが朝可成りひどい腰痛にかれこれ1年半余り悩まされていますのでこの辺で本格的な治療をする為暫らくの間(2~3ヶ月)山歩き及びブログ更新はお休みいたします。
阿久留王塚 満開の河津桜 白鳥峰頂上(379m)
ピーク標石
歩いた軌跡(1/25,000)の縮小図