アウトドアー

山登りや峠越えなどを書きます。

396 奥多摩・川苔山(1,363.2m)登山の一人旅。   ('18,07,20)

2018-07-22 08:31:38 | 県外

連日猛暑続きでテレビでも毎日熱中症が話題になっているので妻から「止めた方がいいよ…」と言われましたが「コースの殆どが樹林帯の中だし水を沢山飲んでマイペースでゆっくり時間をかけて登れば大丈夫だ…」と言って一人で出かけました。

前日は奥多摩駅近くの宿「観光荘」に泊まり朝一番(6:04)のバスで登山口の川乗BSに向かいました、乗客は私一人でしたので運転手と助手の方からも「気を付けて行ってらしゃい…」と見送られました。

最初2,500m余りは川乗谷沿いの林道歩きですが例のごとく歩き出しは腰痛で足を引きずるように歩き数十メートル毎に一息入れながらゆっくり進むと次第に痛みはお収まリ本格的な登山道入り口の細倉橋に辿り着いた時には痛みは無くなり何時ものペースで歩きました。

登山道はよく整備されていて歩き易く分岐などには「東京都」と書かれた立派な道標が立っていましたので道に迷うことはありません、川乗谷を右岸・左岸と数回渡り返しながら登ると最大のビューポイント「百尋ノ滝」(落差25m)に辿り着きました。

誰もいない静かな谷底から一人豪快に流れ落ちる滝を見上げ乍ら小休止しました、その後急階段を上り本ルートに引き返し尾根を巻いたり急登したり又谷に下ったりと結構きついアップダウンを何度か繰り返し乍ら殆ど尾根の中腹道を進んで行きました。

途中写真を撮ったりポカリスエット水を飲んで小休止したりしながらゆっくり登って行くと3人の男性( 50才代から60才代位)単独行者に追い越されましたので「今日登っている人いたんだ・・・」とひと安心しました。

水を頭から浴びた様に大汗を掻きながら最後の胸突き八丁の急登を登ると小広い開けた山頂に辿り着きました、ベンチには最後に私を追い越した男性が1人横になって休んでおりましたので邪魔しないように静かにまずはⅡ△「火打石」(1,363.2m)にタッチして写真を撮りました。

暫らくすると男性が起き上がりましたので写真を撮って貰ったりおしゃべりして過ごすと間もなく男性は鳩の巣駅方面に下山して行きました、私は遅い昼食を食べてから男性と同じ鳩の巣駅方面に下リました。

下りは鳩の巣駅までなんと7km余りあります、それもほとんど急傾斜の下りが延々と続きました、あらかじめ悪い左膝にはサポーターを着けましたがそれでも途中から「がくがく笑い」まともに着地出来ない様になったので殆ど横歩きで階段を下りました。

道は杉林の中の径ですが漸くほぼ水平道になったと安心した途端に頭上でいきなり山が二つに割れたかと思うようなバリバリドスンと大きな雷が鳴リ足がすくむほどのお驚きでした。

雷鳴は暫らく続きましたが雨は降りませんでしたし径も杉林の中腹ですから落ちることはないだろうと思いながら先を急ぎました、僅かな水平道が終わるとまたしても急階段の下りが延々と続きます、数回繰り返して下ると漸く遥か下に集落が樹間から見え隠れしました。

もう足は悲鳴を上げています、下に集落が見えてからそこに辿り着くまで長く感じました、集落に入るとそこから駅まで又コンクリート舗装の急坂を下らければなりません、途中旧小学校跡地にⅣ△「片曾」(369m)がありますからそこに立ち寄り写真を撮ってから小休止しその後更に下って駅近くの民宿「雲仙屋」に辿り着きゴールしました。

【ポイントタイム】
川乗BSスタート(6:27)…細倉登山道入り口(7:51)(7:56)…百尋ノ滝(9:18)(9:25)…川乗谷線のコル(9:55)…川乗沢小休止(10:45)(10:53)…東面コース・谷コース分岐(10:59)…途中小休止(11:25)(11:31)…川苔山直下分岐小休止(12:17)(12:20)…川苔山頂上(12:29)昼食休憩・下山(12:49)…途中小休止(14:27)(14:33)…一旦林道に下りる(15:27)…(20m程歩き再び登山道急坂を下る)…途中小休止(16:10)(16:15)…Ⅳ△「片曽」(369m)(16:35)(16:45)…民宿「雲仙屋」ゴール(17:00)、所要時間10時間33分、歩行時間8時間50分、歩行距離約21km、累計標高+2,673m、-2,862m、歩行数約28,500歩。

 思った以上にきつい山歩きでした、登りも下りもガイドブックのコースタイムを1時間以上オーバーしてのコースタイムでした、最終的に出会ったハイカーは先の3人と夫婦1組及び若い4人組パーティー計9人のハイカーでした、水2,5L飲み梅干し(大)6個食べました。

 

       outdoor (hacca.jp) 

                             
                  本格的登山道入り口              途中の滝と木橋                   ノリウツギ

                               
            百尋ノ滝              ヤマハギ           Ⅱ△「火打石」にタッチ

                          
       ヤマホタルブクロ            川苔山頂上にて             Ⅳ△「片曾」

           
                                   
歩いた軌跡(1/25,000)の縮小図

 

 

 

 

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