アウトドアー

山登りや峠越えなどを書きます。

313 奥多摩三山の一つ「御前山」(1,405m)に妻と二人で登る。  ('16,04,20)

2016-04-22 09:07:32 | 県外

奥多摩三山(三頭山・大岳山・御前山)の一山、御前山に妻と二人で登ってきました、三頭山('13,06,09)と大岳山('15,04,19)は既に登っていますからこれで三山完登しました、若い人たちは三山を縦走していますが私達年寄は一山ずつゆっくり楽しみながら登りました。

当初予定を一日繰り上げて出かけましたが正解でした、連日愚図つく日和が続く中快晴で風もなく穏やかな登山日和でカタクリをはじめいろいろな花を愛でまた素晴らしい景色を眺めながらの山登りは久しぶりに最高の気分でした、天気が当たったためか平日にも関わらず山頂には30人余りの登山者で賑わっていました。

毎回ながら山登りと温泉旅行を兼ねていますから余裕をもって奥多摩駅近くの宿「国民宿舎・観光荘」に前泊して朝一番(5:38)のバスで奥多摩湖に行き身支度を整えて6時過ぎに出発しました、奥多摩湖(小河内ダム)の堰堤を渡って登山口に取り付くと初っ端から急登です。

漸く傾斜が緩くなったと思いきやまた急登を繰り返しながら標高差400mたらずを一時間半かかってようやく第一のピーク「サス沢山」の三等三角点「佐須沢」(940m)に登り詰めました、さて三角点はどこにあるか周りを探しましたがありません…結局20分近く探し回りましたが分からないので諦めて先に進みました。

20~30m程行ったところで諦めきれずまた引き返し探すとなんと小広い平坦地の真ん中に頭の砕けた石が鎮座しているのです、よく見ると根元が四角でしかも三角点の緯度、経度とGPSによる石のそれがピタリ一致したのです、これこそ三角点に間違いありません、ついに探し当てました。

第一の目標をクリアーして意気洋々と先に進みました、杉林、雑木林、ブナ林などの中のザレ道、ガレ道、ゴーロ道等々を歩きカタクリや一輪草等を愛でながらゆっくり登ってゆくと中年や初老の人たち十数人に次々追い越されて行きました。

漸く第二のピーク「惣岳山」(1,350m)に辿り着くとそこは広く開けた公園のような山頂広場でした、私たちを追い越して行った女性が一人休んだいたので私たちも一休みしてから先に進みました。

相変わらず若い人たちに次から次へと追い越されながら漸く最後の胸突き八丁を登り切るとついに御前山頂上に辿り着きました、早速三等三角点「御前山」(1,405m)を撮影してからまだ11時前でしたが早い昼食休憩にしました、のんびりお弁当を食べていると次々登山者が増えアッと言う間に30人余りになり賑やかな山頂広場になりました。

ゆっくり休んでから復路に就きました、下山コースは当初大方沢沿いの「栃寄沢コース」を予定していましたがたまたま一昨年発行された「奥多摩登山詳細図」の作成者守屋二郎氏に昨年電話してコース状況を聞いたところほぼ尾根伝いの「体験の森コースを奨めます」と言われていたのでそのコースを下山しました。

下山口近くまで来ると栃寄沢コース入口に「土砂崩れの為入山禁止」の看板があり「体験の森コース」は正解でした、登山道から林道に降り立つとここから更に3km余りの舗装林道を花の撮影や景色を眺めたりしながらのんびり歩いて漸く青梅街道の境橋BSにゴールしました、ここから超満員のバスに乗り奥多摩駅に行き更に電車で定宿のかんぽの宿「青梅」に16時ごろチェックインしました。

【ポイントタイム】
奥多摩湖スタート(6:07)…登山口取付き(6:23)…小休止(7:55)(8:05)…ルート確認(小休止)(8:29)(8:34)…Ⅲ△「佐須沢」(940m)(7:51)(8:09)…惣岳山(1,350m)(10:00)(10:10)…Ⅲ△「御前山」(1,405m)(10:33)昼食休憩(11:05)…(復路・体験の森コース)…小休止(11:42)(11:46)…林道(12:46)小休止(12:55)…境橋BSゴール(14:04)、所要時間7時間57分、歩行時間6時間15分、水平距離約13km、累計標高1,481m、歩行数約22,000歩。

      HP URL outdoor (hacca.j

                     
                 小河内ダムの堰堤を行く                   木の根が張っ              可憐なカタクリの花
                                         がれ場を登る                             

                      
        頭を砕かれた                 薄紅色のイチリンソウ          惣岳山々頂にて
                           Ⅲ△「左須沢」
            
      
          春を彩る                      奥多摩第二の高峰                    奥多摩登山の玄関口
     ナガバノスミレサイシン                  Ⅲ△「御前山」                      JR奥多摩駅

            
                                 歩いた軌跡(1/25,000)の縮小図