英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

『相棒 eleven』 第7話「幽霊屋敷」

2012-11-29 16:42:25 | ドラマ・映画
散りばめられたたくさんのコミカルさと謎
 幽霊に遭遇したい右京が、やたらハイだった。ここ掘れワンワンしたり、幽霊らしき影を目撃し怖がる享を、羨んだり怖がらせたり、動体感知カメラまで設置したり、そのカメラの作動にビビったりとコミカルさ満載。
 さらに、埋められた白骨死体、子ども神隠し事件、不動産社員行方不明、仲違い親子の不可解な行動、カメラに写った未確認物体、幽霊屋敷の噂の真相など、謎がこれまた満載。

 複数の謎を解きほぐしていくのも『相棒』の魅力であるが、今回は謎の多さに加え、コミカルさも満載だったので、消化しきれず散漫になってしまった。

回収しきれていない謎・納得できない謎
①白骨死体の中山は、なぜ自 殺したのだろうか?無一文で追い込まれていたわけでもないし、横領でもして逃亡していたのだろうか?
②不動産社員の行方不明は偽装だったが、偽装と言っても捜索願を出したからには、その社員は身を隠していたのだろうか?
③1年の間があったとしても、子どもが二人も行方不明になったらもっと大騒ぎになるのでは?
④遺体の所持金を着服した死体遺棄の犯人が、結局うまくいかず、残った34460円を遺体の母親に送っていたが、最後の金を送るなんて普通はしないと思う。さらに、遺体を掘り返して母親のもとに届けるなんて、有り得ない。母・息子とも見ず知らずの他人であるのに。

10年(9年?)ぶり登場の公園の一郎君「トイレの花子さん」風のネーミングだった。神隠しの謎のきっかけを作っただけで、影が薄かった(存在意義があまりなかった)。


「それ、除霊しといてもらえません?」と頼む享に、
「鑑識に、そういうスキルはありません」と答える米沢さん、ナイスな回答!



【ストーリー】番組サイトより
 廃虚のような空き家へ失踪人を探しに来た右京(水谷豊)と享(成宮寛貴)。内村刑事部長(片桐竜次)から、空き家を見に行ったまま3日前からいなくなったという男の捜索を命じられていた。

 空き家を捜索する右京らだが、なぜか御札が貼ってあったり、賞味期限切れの菓子があったりと、気味が悪い。享が一瞬幽霊らしき影を見たと思ったら突然、外から大きな物音が聞こえてきた! あわてて裏庭へと出た右京と享。外には人影などはなかったが、土の色が変わっていることに不審を抱き、懸命に土を掘り起こしたところ、中からは白骨死体が…! その後の近所への聞き込みから、この空き家は「幽霊屋敷」と呼ばれている場所であることがわかった。

 「幽霊屋敷」にまつわる謎が次第に明らかになると、さまざまな思惑が絡み合った糸がほどけてゆく。そして、たどり着いた意外な真相とは!?

ゲスト: 松尾貴史

脚本:櫻井武晴
監督:近藤俊明

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2 コメント

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まぜこみまぜこみ (りぃあ)
2013-08-03 09:46:54
こんにちは。コメントさせていただきます。
今回は、カイト君と右京さんの幽霊に対する態度の対比と、遺体事件と持ち主の事情・少年少女の疾走事件との対比、それぞれ楽しく悲しく面白かったです。
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松尾貴史さんの無駄遣い ()
2013-08-03 14:14:59
りぃあさん、こんにちは。

 面白いことは面白いのですが、右京さんがコミカル過ぎでした。水谷豊さんがコミカルな演技をするのは構わないのですが…
 このシリーズ、右京さんが幽霊に遭遇したがりますが、そういうものを絡め過ぎだと思います。
 それと、これだけ長期シリーズになると、面白さを持続させるのは難しいと思いますが、小手先の面白さに流れ、ストーリーに緻密さがなくなってきました。
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