ありがとう……感謝の気持ちを伝えたい

　世の中、大変な状況になっている。

　バス会社、ホテル・旅館などの観光関係。料亭・料理屋・寿司屋、レストラン、居酒屋などの飲食関係。
　無期限になりそうな休校措置の学校関係。休校により負担の増えた保育園（こども園）、学童保育。
　消毒など衛生への気遣いも負担も相当なはず。

　陽性反応者が出た職場などでは、自宅待機者が増え、その分負担が増える……
　コロナウイルスの影響で、内定取り消しや、非正規雇用者の雇止め……

　そんな中で、大変さが大きいのは医療従事者。

　新型コロナウイルス感染者への対応だけでなく、その他各種の患者への対応も、当然、必要……
　保健所も通常業務の上に、電話相談の対応、検査の手配。さらに、感染者への聞き取りで濃厚接触者の割り出しも行わなければならない……
　医療関係に限らず、どの職場でもそうだが、休校によって仕事に来れない人の分をカバーしなければならない……

　そんな中、悲しい話を聞いた。
　「感染者が出た（感染者を受け入れている）病院の看護師の子どもを保育園が預かり拒否したり、預かってもその園児を隔離（一人だけ別の部屋）する」という。

　子どもを預かるという縁の立場を考えると、」そういった措置も理解できるので、その看護師は、園の対応を非難する気持ちはないと言う。
　でも、園で皆と離され、一人ぼっちで過ごす子どもの気持ちを考えると、居た堪れなくなる。

　ここ数日、新たに判明した１日の感染者数が、これまでとは４～５倍。現場もギリギリな状況になっているのではないだろうか。
　大変な状況に陥っている方が多く、特定の職業の方にエールを送るのはよくないと思うが、敢えて言いたい。
「医療従事者さん、ありがとう」

　とにかく、いつまでこの状況が続くのか（もしかすると、もっとひどい状況も）先が見えないが、嵐が去るまでじっと耐えるしかない。


ちなみに……
　東京都内で新型コロナウイルスの感染が拡大していることを受けて、東京都の小池知事は３月30日、緊急の記者会見を開き、夜間から早朝にかけて営業する接客を伴う飲食業の場で感染したことが疑われる事例が多発していると指摘しました。そのうえで、都民に対し、カラオケやライブハウスのほか、バーやナイトクラブといった接待を伴う飲食店などに行くことは当面、自粛するよう呼びかけた。

　その効果があったのか、今日のワイドショーでは
「知事から名指し（バー、ナイトクラブ）されてしまったので、昨夜はガラガラでした」とお店の人の悲嘆の声。
　でも、クラスターを避けるために、休校やイベント中止など社会全体で自粛しているというのに、こういう場所はこれまでもある程度人が賑わっていたんだなと、ちょっとした驚きであった。