英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

『ハンチョウ ~神南署安積班~』 第9話 「たったひとりの反乱』

2009-06-09 10:35:41 | ドラマ・映画
 今回は、服役中の美佐子(川上麻衣子)の訴えを信じ、裁判の判決を覆す話。でも、覆すための捜査が主眼ではなく、覆す決心をする安積の葛藤、それを知った部下達の思いがテーマでした。

 まず、あらすじから。(番組サイトより)
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6月のある日、安積(佐々木蔵之介)は刑務所を訪れていた。
殺人の容疑で収監されている美佐子(川上麻衣子)から呼び出されたのだ。
美佐子は自分の夫を殺害した容疑で実刑判決を受けたはずだが、真犯人を知っていると今になって安積に無罪を主張する。
美佐子が真犯人だと言うのは、雑誌に載っていた佐久間(大河内浩)という医師。
佐久間は名医として、雑誌などでも盛んに紹介されている有名な人物だった。
既に決着がついた事件を掘り返すことは警察内ではタブー。
しかも冤罪を現役警察官が証明するとなると、相当な波風を立てることになる。
安積は「無実の人を救うのも刑事の仕事」だと美佐子に言われ、悩む。
安積はこの件を同期の速水(細川茂樹)に相談する。
速水は強く止めるが、逆に安積は心を決める。
そして村雨(中村俊介)に休暇を取るとだけ言い残し、神南署を後にした……。
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 スタッフブログを読むと、脚本家の感性と、演出家の感性、そしてプロデューサーの感性がみんな違うので、それぞれが「絶対にこれしかない!」と言い張って、激論になるそうです。 今回も、安積がある重大な決断をし、それを察知した村雨が安積の身を案じて、あえて悪役になってその決断に反対するというシーンで、熱い討論がされたそうです。
 たしかに、ドラマでもお互いに相手のみを思いやる安積と村雨のぶつかり合うシーンは熱かったです。
 また、他の部下達も、安積の思いを受け止め、悩み、刑事としての誇りを胸に行動します。

 これだけでいいのです。裁判や警察を揺るがすような行為なのに、本庁の暇人コンビの嫌味の他には大した妨害もなく、冤罪が立証されても世間の反響がないというあっけなさ、それに、わざわざ偽のアリバイを作って墓穴を掘った間抜けさとかには、目をつぶればいいのです。

 ところで、偽のアリバイの証言者の野々村勝治役の黒部幸英さん、「スター誕生」のクロベエです。懐かしい。
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