英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

『軍師官兵衛』 第34話「九州出陣」

2014-08-30 20:44:46 | ドラマ・映画
見応え抜群の官兵衛吉川元春
「命には使い道がございます。ここぞという時に使わねばなりませぬ。
 清水宗治殿は己の命の使い時をご存知であった。
 あの御方は己の命と引き換えに、幾万の将兵の命をお救いになったぁっ!
 ……天下のためにっ、命をお使いいただきたいっっ!」
「今が、このわしの命の使い時だと申すか?」
「吉川様のその御命、この官兵衛にくだされ!」
「ふふふふふふふ、くわはっはっはっはっは、この元春に面と向かって、死ねと申すか?面の皮の厚い男よっ!」
「ありがたき幸せ」
「わしは、己の命の使い方は、自分で決める」

病体の体をよろめかせながら、去っていく。

毛利家の誇りが第一で、騙して宗治を無駄死にさせた官兵衛が大嫌いな元春、
毛利を救うために秀吉に下ったが、意地でも自分だけは秀吉(官兵衛)に従いたくない元春
 を、説き伏せたシーンはなかなかの迫力だった。
 まあ、男なら見込まれて“命をくれ”と言われたら、それに応えたくなるなあ。



やはり、「なぜ官兵衛がキリシタンになったのか」が分からない
幽閉から生還後、官兵衛にとっての大事は、
①信長の急死(本能寺の変)
②中国制圧
③政職との再会
④中国大返し
⑤村重との再会
などがあるが、ほとんど官兵衛が己の力で解決・克服してきたように思われる。
「キリシタンの教えは、わしを救ってくれると思ったのだ」
という、妻・光への言葉は首をかしげてしまう。
 いったい何から救われようと思ったのか?
 相談なく洗礼を受けた官兵衛。自分に救いを求められなかった光は、心中穏やかではないのだろうか?


小六の死
「官兵衛、わしはお主を生涯の友と思っておる」
えっ?そうなの?
 確かに、共に行動することは多かったが、官兵衛を諌めたことがあったが、それ以外は単なる同調者。
 とても“生涯の友”という存在ではないよね。
 私はよく知らないけれど、小六さん、実際はもっと活躍したんだろうなあ。

秀吉対家康
 秀吉は何とか家康を上洛させようと、妹を嫁がせるが
家康「くれるというのなら、貰ってやる。それだけじゃ」と、動じない。
 そこで、人質として母までも家康のもとへ差し出す。
 これには、ついに家康も秀吉に臣従することに。
 姑付きの嫁入り……現代ならば……

おね、光、茶々、糸の日曜劇場?
 それぞれのキャラが立って、よかった。

宇留津城攻略の逸話
宇留津城攻略の「犬が浅瀬を渡るのを見た官兵衛が、攻め口を発見し落城させた」と云われている話が、『官兵衛紀行』で紹介された。

 こういった戦術シーンも見せてほしいなあ。せっかく、軍師が主人公なのだから。

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