心を見透かす視線
…………3度出てきた仏像(如来像?)、上から心を覗かれているようで、怖かった
★今週の台詞
「今日の茶会は、長きに亘って語り継がれることでしょう」(by濃姫)
この夜の濃姫の台詞は、解説ではなく予言であった。
でも、むさくるしい男たちが狭い和室で、お茶の回し飲み………
嫌味(滝川一益)、怯え(荒木村重)、議事進行?(丹羽長秀)、駆け引き(秀吉)、圧力(信長)など渦巻く密度の濃い空間であったが、語り継がれるものだったかどうか…
もし、「語り継がれる茶会」としたいのなら、2、3分で終わらせず、もっと、滝川がネチネチ秀吉に嫌味を言ったり、光秀と信長や各諸将とのやり取り(村重は蚊帳の外)など、駆け引きをじっくり描いてほしかった。
「播磨は気位ばかり高い頑固者が多いと聞いております」(byおね)
そう言えば、2年前、「画面が汚い」とケチをつけたのは……
この夜のおねは、秀吉の心中の解説役の趣が強かったが、濃姫&信長とは違い、必要性も強く、脚本や演出も力を入れている。濃姫が不憫だ。
「腕白ぶりは官兵衛に似たか……(ハッ)光か?!」(by職隆)
松寿丸の「具足始の儀」からのほのぼのシーンであったが、今回の台風の目の左京進が登場。
それにしても、左京進の情けなさぶりは見事?であった。プライドだけが高くて能力も度量もない奴が地位や権力を持つとロクなことがないという典型である。
それにしても、力の娘たちを引き取るという左京進に対し、「お断りいたすっ!」と怒鳴らなくても…
「このような時に、小寺家中の足並みが乱れては、他の者たちに示しがつきませぬ」というのなら、もっと慎重に左京進に対処してほしいものだ。
「それにしてものぉ~男の悋気は見苦しいのぉ~。左京進は器が小さい、小さいぃ~」(by政職)
自分のことを棚に上げるというか、気づかないというか……
でも、鶴太郎さんが演じると、己も左京進と同じであることを自覚して言っているようにも聞こえる。
ただ、左京進の心の根源は妹・力を不憫に思う心ではなく「悋気」と言ったのは正しい。
「私の目が黒いうちは、恩を仇で返すような真似は、断じてさせぬ」(byお紺)
「目が黒いうちは…」って、思い切り死亡フラグである。
ということは、お紺死去後に「恩を仇で返す」ことが起こる……
「荒木殿、あなたは信長殿を本当に信ずることができますか?」(by顕如)
冒頭でも述べたが、如来像様の視線が怖い。顕如の静かな面持ちとじっくりとした間と相まって怖い。
「………もちろん、信じております」と絞り出すよう村重は答えるが……
「恵瓊殿の口車には乗られまするか?」(by官兵衛)
左京進の「お主の口車には乗らん」に対する返し。うまい!
「信長様のあのご気性では、そう長くはもたぬ。5年、いや…3年の内に足元をすくわれるでしょうなあ」(by安国寺恵瓊)
今回は予言が多いなあ。
★加古川評定の失敗
秀吉、半兵衛、官兵衛がそろっていながら、完全に恵瓊に出し抜かれてしまった。
そもそも、不安定な「気位ばかり高い頑固者」を一堂に集めるのは危険すぎる。こういった輩は、個々に圧力を掛けるのが良い。
官兵衛は左京進に目を光らせるべきであるし、半兵衛(秀吉)はまとまっていない別所の動向を探るべきだった。
★理に合わない播磨諸将の動き
織田に付くか、毛利に付くかであるが、織田に付けば播磨は通過点になるが、毛利に付いた場合、播磨が戦場になってしまう。
もちろん、義や信仰やその後の待遇の関係もあるが、上記の要素の大きいと思うがどうなのだろう?
【ストーリー】番組サイトより
光の姉・力の嫁ぎ先である上月城が落ちた。秀吉は播磨平定に成功するが、光の兄・棚橋左京進は、官兵衛が兄妹の間を引き裂いたと言って恨む。
そんななか秀吉は、毛利との正面衝突に備え、播磨諸将を集めて評定を開く。しかし、裏では思いもよらない毛利の陰謀が張り巡らされていた。安国寺恵瓊の調略により、三木城主・別所長治が毛利に寝返ったのだ。東播磨で大きな力を持つ別所が毛利についたことで、官兵衛らは窮地に追い込まれる。
一方、本願寺との和睦交渉に失敗した村重は、信長から秀吉の配下で戦うよう命じられる。
…………3度出てきた仏像(如来像?)、上から心を覗かれているようで、怖かった
★今週の台詞
「今日の茶会は、長きに亘って語り継がれることでしょう」(by濃姫)
この夜の濃姫の台詞は、解説ではなく予言であった。
でも、むさくるしい男たちが狭い和室で、お茶の回し飲み………
嫌味(滝川一益)、怯え(荒木村重)、議事進行?(丹羽長秀)、駆け引き(秀吉)、圧力(信長)など渦巻く密度の濃い空間であったが、語り継がれるものだったかどうか…
もし、「語り継がれる茶会」としたいのなら、2、3分で終わらせず、もっと、滝川がネチネチ秀吉に嫌味を言ったり、光秀と信長や各諸将とのやり取り(村重は蚊帳の外)など、駆け引きをじっくり描いてほしかった。
「播磨は気位ばかり高い頑固者が多いと聞いております」(byおね)
そう言えば、2年前、「画面が汚い」とケチをつけたのは……
この夜のおねは、秀吉の心中の解説役の趣が強かったが、濃姫&信長とは違い、必要性も強く、脚本や演出も力を入れている。濃姫が不憫だ。
「腕白ぶりは官兵衛に似たか……(ハッ)光か?!」(by職隆)
松寿丸の「具足始の儀」からのほのぼのシーンであったが、今回の台風の目の左京進が登場。
それにしても、左京進の情けなさぶりは見事?であった。プライドだけが高くて能力も度量もない奴が地位や権力を持つとロクなことがないという典型である。
それにしても、力の娘たちを引き取るという左京進に対し、「お断りいたすっ!」と怒鳴らなくても…
「このような時に、小寺家中の足並みが乱れては、他の者たちに示しがつきませぬ」というのなら、もっと慎重に左京進に対処してほしいものだ。
「それにしてものぉ~男の悋気は見苦しいのぉ~。左京進は器が小さい、小さいぃ~」(by政職)
自分のことを棚に上げるというか、気づかないというか……
でも、鶴太郎さんが演じると、己も左京進と同じであることを自覚して言っているようにも聞こえる。
ただ、左京進の心の根源は妹・力を不憫に思う心ではなく「悋気」と言ったのは正しい。
「私の目が黒いうちは、恩を仇で返すような真似は、断じてさせぬ」(byお紺)
「目が黒いうちは…」って、思い切り死亡フラグである。
ということは、お紺死去後に「恩を仇で返す」ことが起こる……
「荒木殿、あなたは信長殿を本当に信ずることができますか?」(by顕如)
冒頭でも述べたが、如来像様の視線が怖い。顕如の静かな面持ちとじっくりとした間と相まって怖い。
「………もちろん、信じております」と絞り出すよう村重は答えるが……
「恵瓊殿の口車には乗られまするか?」(by官兵衛)
左京進の「お主の口車には乗らん」に対する返し。うまい!
「信長様のあのご気性では、そう長くはもたぬ。5年、いや…3年の内に足元をすくわれるでしょうなあ」(by安国寺恵瓊)
今回は予言が多いなあ。
★加古川評定の失敗
秀吉、半兵衛、官兵衛がそろっていながら、完全に恵瓊に出し抜かれてしまった。
そもそも、不安定な「気位ばかり高い頑固者」を一堂に集めるのは危険すぎる。こういった輩は、個々に圧力を掛けるのが良い。
官兵衛は左京進に目を光らせるべきであるし、半兵衛(秀吉)はまとまっていない別所の動向を探るべきだった。
★理に合わない播磨諸将の動き
織田に付くか、毛利に付くかであるが、織田に付けば播磨は通過点になるが、毛利に付いた場合、播磨が戦場になってしまう。
もちろん、義や信仰やその後の待遇の関係もあるが、上記の要素の大きいと思うがどうなのだろう?
【ストーリー】番組サイトより
光の姉・力の嫁ぎ先である上月城が落ちた。秀吉は播磨平定に成功するが、光の兄・棚橋左京進は、官兵衛が兄妹の間を引き裂いたと言って恨む。
そんななか秀吉は、毛利との正面衝突に備え、播磨諸将を集めて評定を開く。しかし、裏では思いもよらない毛利の陰謀が張り巡らされていた。安国寺恵瓊の調略により、三木城主・別所長治が毛利に寝返ったのだ。東播磨で大きな力を持つ別所が毛利についたことで、官兵衛らは窮地に追い込まれる。
一方、本願寺との和睦交渉に失敗した村重は、信長から秀吉の配下で戦うよう命じられる。
>左京進、別所賀相などの小権力乱用キャラ(半沢の小曾木か)に比べると、小寺政職に人間的深みすら感じます。
左京進は最近、出番が少なかった分、頑張って?いました。トチ狂った様子がよく出ていました。
鶴太郎さんは味がありますね。
>この大河は地図が不親切。三木、加古川、御着、上月などの位置関係がわからないと話が見えないです。
そうですね。ドラマ内で地図を出してほしいですね。
番組サイトのあらすじのところに、地図があって、そこをクリックすると詳細地図が示されます。
http://www9.nhk.or.jp/kanbe/special/cmap.html?no=15
http://www9.nhk.or.jp/kanbe/special/cmap.html?no=16
>次回の上月城の件と言い、信長の「西部戦線後回し」路線の臭いがプンプンだったのでは。
私には読み取れませんでした。やはり、濃姫の解説台詞がないと、信長の心内は分かりませんね。
左京進、別所賀相などの小権力乱用キャラ(半沢の小曾木か)に比べると、小寺政職に人間的深みすら感じます。
しかしこの大河は地図が不親切。三木、加古川、御着、上月などの位置関係がわからないと話が見えないです。兵庫県ってペタンとした台形だから、非関西人にははイメージが…。
〉理に合わない播磨諸将の動き
次回の上月城の件と言い、信長の「西部戦線後回し」路線の臭いがプンプンだったのでは。