英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

新型コロナウイルスに関する疑問 その47「経済重視の政府、東京都」

2020-07-11 11:12:53 | 時事
(「その2」~「その14」までの記事はありません。今までにいろいろ書いてきましたし、書かずにきたものを含めると、このくらいにはなるだろうということで記事タイトルに付けています)

《新規感染者》
・7月10日(全国430人)
 東京都243人、埼玉県44人、神奈川県32人、千葉県12人、茨城県7人、栃木3人、大阪府22人、京都府10人、奈良県5人、和歌山県5人、兵庫県4人、北海道6人、広島県4人、福岡県6人、鹿児島8人、その他19人

・7月9日(全国355人)
 東京都224人、埼玉県22人、神奈川県25人、千葉県22人、茨城県1人、栃木0人、大阪府30人、京都府5人、奈良県2人、和歌山県2人、兵庫県2人、北海道1人、広島県0人、福岡県4人、鹿児島2人、その他13人

・7月8日(全国207人)
 東京都75人、埼玉県48人、神奈川県23人、千葉県9人、茨城県1人、栃木2人、大阪府10人、京都府2人、奈良県2人、和歌山県0人、兵庫県3人、北海道4人、広島県0人、福岡県6人、鹿児島8人、その他11人


【以下は“新型コロナウイルス特設サイト”のニュース記事】===============
 東京都は10日、都内で新たに1歳から80代の男女合わせて243人が、新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。
 都内で1日に確認された数としては、9日の224人を上回り、これまでで最も多くなりました。また、2日連続で200人を超えるのは初めてです。
 243人のうち、20代は126人、30代は60人で、それぞれの年代をあわせると186人となり、全体のおよそ8割近くを占めています。
 また、243人のうち142人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、101人は今のところ感染経路がわかっていません。
 都によりますと、243人のうち110人はホストクラブやキャバクラ店など近い距離での接客を伴う店の従業員や客で、地域別に見ると、新宿エリアが93人、池袋エリアが1人だということです。
 このほか、家庭内の感染が17人、友人や職場の同僚との飲み会を通じての感染が12人となっています。
 また、10人は先月30日から今月5日に行われた舞台公演の客や関係者で、この公演では、これまでに出演者も含めて合わせて14人の感染が確認されています。
 また、243人の中には重症の人はおらず、症状のない人は48人だということです。

 東京 板橋区と葛飾区では、小学生合わせて2人が新型コロナウイルスへの感染が確認されました。
 板橋区によりますと、新たに感染が確認されたのは10代の小学生で、8日、同居する家族の感染が判明したため学校を早退し、9日、PCR検査を受けた結果、10日、感染が確認されました。
 区は、マスクを外して15分以上話した同級生数人について濃厚接触者としてPCR検査を行うことにしています。
 区によりますと、ほかに濃厚接触者はいないと見られるということですが、念のため11日と12日、土日の校庭開放などを取りやめることにしています。
 一方、葛飾区によりますと、新たに感染が確認されたのは10歳未満の小学生で、9日、同居する家族の感染が判明し、検査の結果、10日、感染が確認されました。
 区はこの小学生のクラスを今月22日まで学級閉鎖にするとともに、クラス内で濃厚接触者が確認された場合はPCR検査を実施したうえで、23日まで自宅待機を求めることにしています。
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 東京都の感染者が増えた因としてホストクラブやキャバクラ店など近い距離での接客を伴う店のPCRPCR検査を積極的に行っていることがあるが、それを差し引いても新たの感染者数が急増している。
 また、近隣の県も増加傾向が顕著で、関西や北海道、九州など各地で増加している。

 その中で、プロ野球、Jリーグで5000人を上限として観客を入れて試合を行っている。
 さらに、22日から“GO TO キャンペーン”を実施するという。
 また、(「感染拡大が顕著になっているが、県を跨いでの移動は大丈夫なのか?」という声に対して
「市中感染が広がっているわけではなく、ある程度感染源がわかっている。国の方針としては、これまで通り都道府県間の移動は自由にできる。ただし、熱がある等の症状がある場合はそもそもの外出を控えていただきたい」
とコメントした(7月7日)。


 「緊張感をもって注視する」と言っていたが、見ているだけで感染が防げると思っているのだろうか?(総理の「任命責任を痛感している」「説明責任を果たしていかなければならない」と同じように言葉だけなのだろう)
 緊急事態宣言の解除前後に、西村大臣は「緩みが感じられる」と厳しい顔で言葉を発していたが、その言葉をそのままお返ししたい。
 まあ、そんなことは重々承知しているが、《経済を回す》必要性に迫られての、施策なのだろうが、感染が拡大したら、これまでの我慢が“元の木阿弥”になってしまう。


 野球やサッカーの観客収容数が5万人前後だとすると、5000人というのは、客席は10あるうち1席しか座っていないというガラガラ状態。
 そこだけ考えれば、大丈夫のように思えるが、入り口、販売店(スタジアムで売り子さん売り歩くのかもしれないが)、電車などは混雑しないのだろうか?
 プロ野球はアルコールの販売もするというが、アルコールが入るとコロナへの警戒が薄れないのだろうか?(そもそも、居酒屋などでの飲酒は大丈夫なのか?)

 県を跨いでの移動が心配なのに、“GO TO キャンペーン”で移動を後押しする。しかも、多額の税金を投入するという。
 確かに、観光関連は大打撃を受けているが、多額の税金を投入して、感染の後押し?をするのは絶対反対!



小池都知事の連日の会見にも腹が立つ
「新規感染者は若い世代が7~8割となっている」(→重症化する危険は低いので。取り立てて騒ぐほどではない)
 若い世代は行動が活発なので行動範囲が広く、感染拡大につながるのでは?
「接客を伴う飲食業の新規感染者が多く、これは積極的に検査を行ったことに起因している」(検査を多く行った結果なので、感染が拡大しているとは言い切れない)
 それ以外の新規感染者数も増えていて、無視できない。
「感染経路不明の割合は4割程度」(5割を超えていないので深刻ではない)
 4割でも十分高いし、200人の4割の80人という人数は、危険!

最後に、昨日の会見での小池都知事の言葉を挙げておく。
「手洗いの徹底、マスクの着用、3つの密を避ける行動、
……新しい日常の徹底について、改めてご協力を申し上げる」

 3密を容認する施策を取っておきながら、都民には“新しい日常”を要請するとは……
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