新型コロナウイルスの世界的な感染拡大で、東京五輪の開催延期のベクトルが強くなってきた。
街角の声は
「しょうがないかなあ」
「いろいろな国から人が来て、またそれで感染が広がりもっと混乱が大きくなったら困る」
「遅い!決断するのがすべてにおいて遅すぎる」
もっと多様な意見があったのかもしれないが、紹介されたのは上記の3人だけ。
3番目の意見は初老の男性のモノだが、“決断が遅い”と切って捨てるような言い方をするのは、きっと、イベントなどの運営に携わったことがないのだろうと思ってしまうが、このように思う人も多いとは思う。
一番良いシナリオは、感染が早く収束して、予定通りに開催できることだが、たとえ6月ぐらいに終息したとしても(世界的に収束するのは難しそうだが)、現在五輪代表も決まっていない競技もある状況もあり、選手が万全な状態で五輪に臨むのは難しそうだ(選手選考ができても、本番までに調子を上げるのは厳しい)。
実際、各種競技団体から、開催延期の要望の声が上がってきており、IOCも延期を視野に議論をする方針に変更したようだ。
しかし、延期をする場合、いろいろな課題や問題がある。
1.日程調整
・数か月延期の場合は、米国の人気スポーツ開催時期と重なり、五輪中継の大スポンサーの米国放送局の意向に背くことになる
・1年延期の場合は、各競技の世界選手権と時期が重複するか、接近してしまう
・2年後は夏場に各競技の世界選手権は少ないが、冬季五輪との開催が接近。さらに、ベテラン選手が2年後まで今のレベルを保つのは難しい(1年後も難しいかも)。下手をすると、代表にもなれないかも。
2.運営上の問題
「施設の確保」「人員の確保」「組織委員会の延長存続の経費」「チケットの取り扱い」「選手村のマンション活用も遅れる」
3.経済効果得への影響
1兆7000億円程度のGDPの押し上げが見込まれている東京五輪・パラリンピックの経済効果が先送りとなり、マイナス成長の可能性がある
今の状況で、五輪開催延期はやむを得ないかもしれないが、選手、開催サイド、経済など多方面でいばらの道が待ち構えているのですよ、初老の男性さん!
………と思っていたら、カナダの五輪・パラリンピック委員会が
「東京大会が今年開催なら、選手団を派遣しない」と表明、1年延期を求めた。
脅迫に近いよね。五輪開催のため何も運営に携わっていないのに……
「五輪を1年延期してください」と言うべきである。
「とにかく、今は感染鎮静に向けて、世界中が努力しよう」と言ってほしかった。
街角の声は
「しょうがないかなあ」
「いろいろな国から人が来て、またそれで感染が広がりもっと混乱が大きくなったら困る」
「遅い!決断するのがすべてにおいて遅すぎる」
もっと多様な意見があったのかもしれないが、紹介されたのは上記の3人だけ。
3番目の意見は初老の男性のモノだが、“決断が遅い”と切って捨てるような言い方をするのは、きっと、イベントなどの運営に携わったことがないのだろうと思ってしまうが、このように思う人も多いとは思う。
一番良いシナリオは、感染が早く収束して、予定通りに開催できることだが、たとえ6月ぐらいに終息したとしても(世界的に収束するのは難しそうだが)、現在五輪代表も決まっていない競技もある状況もあり、選手が万全な状態で五輪に臨むのは難しそうだ(選手選考ができても、本番までに調子を上げるのは厳しい)。
実際、各種競技団体から、開催延期の要望の声が上がってきており、IOCも延期を視野に議論をする方針に変更したようだ。
しかし、延期をする場合、いろいろな課題や問題がある。
1.日程調整
・数か月延期の場合は、米国の人気スポーツ開催時期と重なり、五輪中継の大スポンサーの米国放送局の意向に背くことになる
・1年延期の場合は、各競技の世界選手権と時期が重複するか、接近してしまう
・2年後は夏場に各競技の世界選手権は少ないが、冬季五輪との開催が接近。さらに、ベテラン選手が2年後まで今のレベルを保つのは難しい(1年後も難しいかも)。下手をすると、代表にもなれないかも。
2.運営上の問題
「施設の確保」「人員の確保」「組織委員会の延長存続の経費」「チケットの取り扱い」「選手村のマンション活用も遅れる」
3.経済効果得への影響
1兆7000億円程度のGDPの押し上げが見込まれている東京五輪・パラリンピックの経済効果が先送りとなり、マイナス成長の可能性がある
今の状況で、五輪開催延期はやむを得ないかもしれないが、選手、開催サイド、経済など多方面でいばらの道が待ち構えているのですよ、初老の男性さん!
………と思っていたら、カナダの五輪・パラリンピック委員会が
「東京大会が今年開催なら、選手団を派遣しない」と表明、1年延期を求めた。
脅迫に近いよね。五輪開催のため何も運営に携わっていないのに……
「五輪を1年延期してください」と言うべきである。
「とにかく、今は感染鎮静に向けて、世界中が努力しよう」と言ってほしかった。