英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

緊急取調室 3rd SEASON 第5話「私が隠しました」

2019-05-13 20:21:41 | ドラマ・映画
レビューするつもりはなかったのですが、第5話があまりにも……

今回のミソは2つ
1.凶器の隠滅方法
 凶器はかぼちゃ
 スープにして、食べて……隠滅

 何度もスープが映されるので、想像はついた。せっかくの料理だったが、まずそうに見えた。
 かぼちゃが殺害の凶器に成り得るかは、微妙なところ。衝撃に耐えればかなりのダメージを与えられそうだが、割れてしまえば衝撃は分散してしまう。
 以前、『相棒』で、凶器の冷凍イカを亀山薫(寺脇康文)が食べたのを思い出した。(Season2「殺人晩餐会」)
 
 それはともかく、被害者に買いに行かせたかぼちゃを凶器にしているので、憎悪が蓄積していたとは言え、突発的な殺意であろう。
 しかし、その割には、レンタカー、スーツケース、変装などは用意周到。しかも、ダミーで捜査を攪乱。

2.“ゴースト”作戦
 実は被害者は生きていて保護されていた。
 さも生きていない(殺害された)かのように被疑者に思わせて、供述を引き出す。
 取り調べ開始時に“ゴースト”作戦と言っていたので、最初からの作戦。

 このドラマ、“後出しジャンケン”的な傾向は強かったが、今回のは酷過ぎる。
 確かに、≪“ゴースト”作戦とほのめかしたこと≫、≪磐城刑事部部長(大倉孝二)が「お前たちのやり方は間違っている!」と怒鳴っていたこと≫など、視聴者へのヒントになっていたが…

 夫が共犯かどうかなどを探るために、被害者が生きていることを隠していたと言うが、隠す理由としては弱い
 夫に隠すかどうかはさておき、犯人の姑には生きていて状況も聞いていると告げた方が決着は早いだろう。


 

【ストーリー】番組サイトより
 平凡な専業主婦である姑・山下昌子(真野響子)に頼まれ、夕食のスープに使うカボチャを買いに出かけた嫁・彩矢(国分佐智子)が行方をくらました。日付をまたいでも連絡が取れなかったため、彩矢の夫で弁護士の翔太(山崎樹範)は警察に行方不明者届を提出。彩矢もまた大手法律事務所の弁護士ということもあって、単純な失踪事件ではないと推察した警視庁は、真壁有希子(天海祐希)ら「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」に出動を要請する。
 さっそく有希子は山下家のあるマンションへ向かい、涙ながらに嫁の安否を案じる昌子から話を聞くことに…。そんな中、大型スーツケースを運ぶコート姿の不審者が映った防犯カメラ映像を見た昌子から、重要な手がかりとなる証言が飛び出す。なんと約1カ月前、この不審者を息子夫婦の家の前でも見たというのだ!
 やがて昌子の証言により、彩矢が不倫中だったことが発覚。さらに、コート姿の男がレンタカーにスーツケースを乗せるのを目撃した人がいたため、調査を進めると驚愕の事実が判明する。あろうことか、車の借り主は昌子だったのだ! しかし、車の足取りは途中で途絶え、スーツケースの在り処までは突き止められず…。
 その矢先、翔太が妻を殺したと自首してきた! だが有希子は、昌子こそが真犯人だと確信し、重要参考人として出頭するよう依頼するが、昌子はこれを拒否する。しかも何を思ったか、昌子は自宅で有希子と2人きりなら事情聴取に応じると言い出し…!?

脚本:井上由美子 
演出:本橋圭太
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世界リレー ~意義や競技成立が微妙~

2019-05-13 17:55:50 | スポーツ
 世界リレーは2014年に第1回大会がバハマで開催されている。
 バレーボールのワールドカップが開催国が日本に固定されているように、この世界リレーも“バハマ開催”で固定されていた(2019年まで)
 “毎年開催”の原則が、第2回大会(2015年)後、“2年に一度(奇数年)”に変更された。さらに、財政難を理由に、第4回大会(2019年)の開催をバハマが返上、横浜で開催されることとなったようだ。
 私も、大会の存在を知ったのは第3回(2017年)。しかも、存在を知ったのみで、詳細は全く知らなかった。

 五輪や世界選手権の予選の意味合いが強いと考えられる。陸上競技の国際大会は多いが、リレーのナショナルチームが一堂に会して競うことは滅多にないので、その意味でも大会の意義は大きい。
 しかし、大会の運営や競技の実態・性質を考えると、大会成立は微妙だ。

 種目数は第1回大会より10→10→9→9と推移しているが、2日間の大会を興行するために無理やり種目作ったように思えてならない。
 特に、男女混合の2×2×400mリレーは過酷。男女各1名の2選手でチームが構成され、一人が400m走を2回走るというもの。
 過去には、4×1500mリレー:2014年大会やディスタンスメドレーリレー(1200m + 400m + 800m + 1600m):2015年大会があったようだが、今大会はハードルを除くと、1区間100m、200m、400mのみで、特に400m区間が多い。400m走の層が厚く、多数の選手を派遣できる国はよいが、予選のある種目もあるので、何度も400mを走ることになった選手もいたようだ。

 率直に言って、選手が疲弊してしまうので、男女別の4×100mリレーと、4×400mリレーだけでよい。
 男女混合種目もいらない(それについての私の主張は、2018アジア大会雑感 その4「男女混合種目の問題点」で)

 さて、今回、私が論じたいのは、4×200mリレー(男女別)

 この種目、レーン形式が定まっていないようで、
①完全にレーンを走る(レーンで四つの曲走路を走る)
②第1・第2走者はレーンで走り、第3走者が第2コーナーを抜けた時点でレーンを離れることができる(今は知らないが、中学男子の4×200mリレーがそうだった)
③第1走者が第2コーナーを抜けた時点でレーンを離れる(個人種目の800m走と同じ形式、地区や学校の運動会に近い)
 の3形式が、Wikipediaで紹介されている。

 一人が200mと、4×100mリレーとはスピードが段違いなので、バトンの引継ぎ時には衝突・激突の危険が大きいので、①の形式が競技の成立はスムーズである。
 しかし、この形式も問題点が多く、実際にもいくつかの問題点を感じた


1.800m分(2周分)の周回距離を調整するため、隣のレーンとの前後の間隔が大きく、実際は遅れていないのに、離されているという感覚が強く、焦りやペースの乱れを生じる
2.4×100mリレーの間隔で、次走者がスタートを切ると、4×100mリレーとは違い200mも走っているので、へばり気味なので、追いつけない。
3.バトンを渡す動作も、へばり気味なので、上手く渡せない。
4.隣のレーンとの前後の間隔が大きいので、内側のチームが横を走り抜けてから自チームが到着するまでの時間が長く、焦って早くスタートを切ってしまう


 というわけで、どのチームも4×200mリレーに慣れていないので、かなりのチームがバトンパスで失敗していた。


 あと、かなりの国がこの大会に重きを置いていないようで、タイムが振るわなかった
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