「相貌失認」という認知機能障害が気になってしまってドラマに集中できなかった。
………一応、本人の芽衣(朝倉あき)も「友達とうまくつき合えなかった」と語っていたが、“うまくつき合えない”というレベルではなく、“かなりの支障をきたす”レベルだと思う。“2%”という率の高さも驚き。
声や匂い、服装などを識別の手掛かりにできるが、相当、大変そうである。名札があるとは言え、制服着用の学校や職場、サラリーマン相手の客商売だと困難ではないのだろうか……。化粧は大丈夫なのか?……
発症する確率は2%程度だとすると、人生で一人か二人ぐらい相対しそうだが、私には心当たる人物はいない。単に、私が他人に関心が薄いせいかもしれないが。
それはともかく、その相貌失認の描写が占める割合が多く、その他の要素は犯人たちの探し物に関することだけだったので、冗長感が強かった。
あとは、冠城の恋愛ストーリーも絡めていたが、芽衣と冠城とでは何となく不釣り合いな気がする。
芽衣について
棄権を省みずイベントに出店をしたのにも拘らず、しかも、見分けのつく存在の冠城を得たのに、故郷に帰ってしまうというのは、理解不能。改めて出直すとは言っていたようだが(熱烈な求愛アピールをしていたようなのに)
冠城が刺されたのも、脚本上の都合っぽい(意外と軽傷、犯人を組み伏せた右京は強い)
「藪をつついて蛇を出した」犯人たち
“暇か課長”は“自分の尻に火をつけた”と揶揄されていた(発火騒ぎを起こして芽衣を拉致したが、その際に使用した消火器の裏に隠されていた重要証拠が発見される)。“墓穴を掘った”という諺も連想された。
人出が多いイベントで襲撃するのもリスクが大きい。その意味で、「イベント出店は危険だから見送った方が良い」という冠城の忠告も的外れに思えた。
芽衣が何も預かっていなさそうで、スナック店主が芽衣のキッチンカーにこっそり隠したと考えるのが妥当で(芽衣とは関係のないところに隠した可能性もある)、芽衣を拉致しても探し物に到達するとは考えにくい。
となると、「スナック店主が消火器の底に隠したデータチップを特命係が見つけるため」に発火騒動を起こさせたという脚本家の都合としか考えられない。
自分たちが家探しして見つからず、鑑識も発見できなかったのだから、藪を突かなくともよかったのでは?(精神衛生上は悪い)
今回の教訓として「もっと考えて相棒を選ぼう(血の気の多い奴は避けよう)」
【その他の疑問点】
・冠城の使った消火器の消火剤の噴出量がしょぼかった
・冠城は消火作業に必死、右京は通行人?の女性と衝突し、拉致を許してしまう特命係は、捜一コンビかと思えるほど体たらく
・あれだけ遅れを取ったのに、犯人たちに追いついてしまう特命係は凄い
・主犯格の香辛料っぽい匂いの正体が気になる
・伊丹の現場到着も遅いぞ
・ラストで冠城が「残念ですね。あんなおいしいタコライス、食べれなくなるなんて」と言っていたが、「食べられなくなる」が正しい日本語
脚本は、相棒 season15 第11話「アンタッチャブル」で酷評した山本むつみ氏。今回も残念な脚本の部類かなぁ(上から目線で、申し訳ありません)
第1話「検察捜査」
第2話「検察捜査~反撃」
第3話「銀婚式」
第4話「ケンちゃん」
第5話「手巾(ハンケチ」
第6話「ジョーカー」
第7話「倫敦からの客人」
第8話「ドグマ」
【ストーリー】番組サイトより
殺人事件の鍵を握るのは“目撃しない女”!?
彼女を守ろうと奔走する亘を凶刃が襲う!
スナック店主の男性が殺害され、捜査一課では強盗殺人として捜査を開始。犯人らしき二人組の男と遭遇したのは、亘(反町隆史)がひいきにしているキッチンカーの店主・芽依(朝倉あき)だったが、証言が不自然にあいまいだったため、伊丹(川原和久)は彼女にも疑いの目を向ける。いっぽう、逃走した二人組の男は、被害者から奪おうとして奪えなかった“ある物”について、芽依が知っているのではないかと、警察をかたって接触し始める。しかし、男たちを間近で見たはずの芽依は、なぜか目撃などしなかったかのようにふるまう。そのころ、亘と共に捜査に乗り出していた右京(水谷豊)は、彼女がある問題を抱えている可能性を察していた。そんな中、殺害された男性が、不動産詐欺グループと繋がりがあったことが発覚。右京と亘は、犯人たちが探している物が、殺人の動機になったと見て、独自の捜査を続ける。そして、芽依に危険が迫っていることを察した亘は、身をていして彼女を守ろうとするが…!?
目撃者の女性はなぜ犯人を見なかったことにしているのか?
右京が気づいた“目撃しない女”の意外な秘密とは!?
彼女に好意を寄せる亘の決死の捜査が衝撃の結末を生む!
ゲスト:朝倉あき
脚本:山本むつみ
監督:杉山泰一
………一応、本人の芽衣(朝倉あき)も「友達とうまくつき合えなかった」と語っていたが、“うまくつき合えない”というレベルではなく、“かなりの支障をきたす”レベルだと思う。“2%”という率の高さも驚き。
声や匂い、服装などを識別の手掛かりにできるが、相当、大変そうである。名札があるとは言え、制服着用の学校や職場、サラリーマン相手の客商売だと困難ではないのだろうか……。化粧は大丈夫なのか?……
発症する確率は2%程度だとすると、人生で一人か二人ぐらい相対しそうだが、私には心当たる人物はいない。単に、私が他人に関心が薄いせいかもしれないが。
それはともかく、その相貌失認の描写が占める割合が多く、その他の要素は犯人たちの探し物に関することだけだったので、冗長感が強かった。
あとは、冠城の恋愛ストーリーも絡めていたが、芽衣と冠城とでは何となく不釣り合いな気がする。
芽衣について
棄権を省みずイベントに出店をしたのにも拘らず、しかも、見分けのつく存在の冠城を得たのに、故郷に帰ってしまうというのは、理解不能。改めて出直すとは言っていたようだが(熱烈な求愛アピールをしていたようなのに)
冠城が刺されたのも、脚本上の都合っぽい(意外と軽傷、犯人を組み伏せた右京は強い)
「藪をつついて蛇を出した」犯人たち
“暇か課長”は“自分の尻に火をつけた”と揶揄されていた(発火騒ぎを起こして芽衣を拉致したが、その際に使用した消火器の裏に隠されていた重要証拠が発見される)。“墓穴を掘った”という諺も連想された。
人出が多いイベントで襲撃するのもリスクが大きい。その意味で、「イベント出店は危険だから見送った方が良い」という冠城の忠告も的外れに思えた。
芽衣が何も預かっていなさそうで、スナック店主が芽衣のキッチンカーにこっそり隠したと考えるのが妥当で(芽衣とは関係のないところに隠した可能性もある)、芽衣を拉致しても探し物に到達するとは考えにくい。
となると、「スナック店主が消火器の底に隠したデータチップを特命係が見つけるため」に発火騒動を起こさせたという脚本家の都合としか考えられない。
自分たちが家探しして見つからず、鑑識も発見できなかったのだから、藪を突かなくともよかったのでは?(精神衛生上は悪い)
今回の教訓として「もっと考えて相棒を選ぼう(血の気の多い奴は避けよう)」
【その他の疑問点】
・冠城の使った消火器の消火剤の噴出量がしょぼかった
・冠城は消火作業に必死、右京は通行人?の女性と衝突し、拉致を許してしまう特命係は、捜一コンビかと思えるほど体たらく
・あれだけ遅れを取ったのに、犯人たちに追いついてしまう特命係は凄い
・主犯格の香辛料っぽい匂いの正体が気になる
・伊丹の現場到着も遅いぞ
・ラストで冠城が「残念ですね。あんなおいしいタコライス、食べれなくなるなんて」と言っていたが、「食べられなくなる」が正しい日本語
脚本は、相棒 season15 第11話「アンタッチャブル」で酷評した山本むつみ氏。今回も残念な脚本の部類かなぁ(上から目線で、申し訳ありません)
第1話「検察捜査」
第2話「検察捜査~反撃」
第3話「銀婚式」
第4話「ケンちゃん」
第5話「手巾(ハンケチ」
第6話「ジョーカー」
第7話「倫敦からの客人」
第8話「ドグマ」
【ストーリー】番組サイトより
殺人事件の鍵を握るのは“目撃しない女”!?
彼女を守ろうと奔走する亘を凶刃が襲う!
スナック店主の男性が殺害され、捜査一課では強盗殺人として捜査を開始。犯人らしき二人組の男と遭遇したのは、亘(反町隆史)がひいきにしているキッチンカーの店主・芽依(朝倉あき)だったが、証言が不自然にあいまいだったため、伊丹(川原和久)は彼女にも疑いの目を向ける。いっぽう、逃走した二人組の男は、被害者から奪おうとして奪えなかった“ある物”について、芽依が知っているのではないかと、警察をかたって接触し始める。しかし、男たちを間近で見たはずの芽依は、なぜか目撃などしなかったかのようにふるまう。そのころ、亘と共に捜査に乗り出していた右京(水谷豊)は、彼女がある問題を抱えている可能性を察していた。そんな中、殺害された男性が、不動産詐欺グループと繋がりがあったことが発覚。右京と亘は、犯人たちが探している物が、殺人の動機になったと見て、独自の捜査を続ける。そして、芽依に危険が迫っていることを察した亘は、身をていして彼女を守ろうとするが…!?
目撃者の女性はなぜ犯人を見なかったことにしているのか?
右京が気づいた“目撃しない女”の意外な秘密とは!?
彼女に好意を寄せる亘の決死の捜査が衝撃の結末を生む!
ゲスト:朝倉あき
脚本:山本むつみ
監督:杉山泰一