英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

小池都知事、「有明アリーナ新設」を表明

2016-12-16 16:02:55 | スポーツ
2020年東京五輪・パラリンピックのバレーボール会場について、東京都の小池百合子知事は16日の定例記者会見で、当初の計画通り「有明アリーナ」(東京都江東区)を新設する考えを表明した。見直し候補だった「横浜アリーナ」(横浜市)の活用は断念する。『Yahoo!ニュース』より)

 残念な選択である。
 駐車場や練習場の用地買収の問題もあるが、有明アリーナ新設の利権絡みの圧力に屈した感が強い(憶測です)。
 そこら辺りの事情に関しては疎いので、どなたかが言及してくださることに期待して、ここでは別のことを述べます。

 横浜市長が小池都知事の方針に背を向けたが、その際、「競技団体の理解を得て開催してもらうのは大変難しいんじゃないかと思っている」と。こう言われては、反論しにくい。キャッチフレーズやカタカナ言葉が好きな小池都知事であるが、小池都知事が繰り出した「アスリートファースト」を逆用されてしまった。
 IOCやJOCや国や東京都、そして横浜市がどれだけ負担しなければならないか?会場使用権や観客収入はどうなのかは、まったくわからないが、有明アリーナを新設するよりは経費節減になるのは間違いないようだ。有明アリーナの今後の利用法や維持費の問題もある。
 横浜市長の言葉を逆用するなら、「競技団体を説得するより、日本全体で巨額の費用を出す」ほうが容易であるらしい。

 そりゃ、プレーヤーや競技団体は新しい立派な会場で行いたいにきまっている。そんな思いを凝縮した川淵三郎氏の全く説得力のない駄々っ子のような主張が通ってしまったことが残念でたまらない。(「矛盾だらけの発言……日本トップリーグ連携機構の川淵三郎会長」

 競技者にとって五輪の舞台で戦うことは大きな夢に違いない。その競技会場も、立派な施設である方がいいという気持ちも理解できるし、私もそうあってほしいと思う。
 しかし、五輪の舞台であることが最大であり、「立派な会場」が必須条件ではないはずだ。立派な有明アリーナでプレーをしても、それが、五輪不出場慰安戦であったら虚しいはずだ。
 ワールドカップやその他国際試合、またVリーグなどで、いろんな地方の会場でプレーをしてきたはずである。プレーに不具合がなく、バレーボールファンの熱い声援があれば、喜んで試合をしてきたはずである。


 今後、横浜アリーナではバレーボールの大会を行ってほしくない。
コメント
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