布施弁天界隈の自然と歴史情報

関東三弁天の一つである柏市布施弁天界隈の城跡、神社、仏閣等の歴史的遺産の紹介とあけぼの山近辺の花情報の提供

「新しき村90年を語る」

2008-08-14 | その他
白樺派の巨匠、武者小路実篤が新しき村の建設のために我孫子から九州の宮崎へ出発したのは、大正7年(1918)9月のことであります。もう、90年も前のことになるのですね。時代が大正、昭和、平成と流れる中で、この新しき村の精神は日向の地より、現在も埼玉県毛呂山の新しき村に白樺受け継がれております。
実篤の言う「自分も生き、他人も生き 全部も生きる世界」「一番あたりまえの 人間らしい世界」を築き上げるべく、日々こつこつと努力し、実践しているのです。
現在の新しき村の規模は、
土地―――10ヘクタール(登記済) 借地約3ヘクタール
村内生活者―――19名(14世帯)
村外会員―――約180名
この村の生産事業の主体は、もちろん、農業ですが、採卵養鶏・椎茸・稲作・野菜が四本柱のようです。また、文化事業としては、武者小路実篤記念新しき村美術館を公開するとともに、所蔵品の貸し出しを行なったり、2006年から、自費出版を中心とした出版事業を開始しております。さらに、新しき村の精神を広く伝えるため、会員の勉強のために、機関誌『新しき村』を毎月発行しているそうです。
実篤が亡くなって30年以上たっていますが、現在の財団法人 新しき村の理事長石川 清明 氏による、実篤の思い出話や興味深い昔話などを語る会が、面白白樺倶楽部の主催で開催されるのです。では、早速、以下にその概要を紹介します。
開催日時    2008年9月12日(金)17時00分~18時30分
開催場所    白樺文学館コミュニティールーム
演  題    「新しき村90年を語る」
講  師    石川 清明 氏 (財団法人 新しき村理事長)
対  象    どなたでも
定  員    25名
費  用    1,000円
主  催    白樺文学館
申込みと    講座のお申し込みは、お電話・Fax・Eメールのいずれかにて申込
問い合せ    みは、電話・Fax・Eメールのいずれかにて申し込みください。定
         員に達し次第締め切りとなります。(Fax、Eメールでお申し込み
         の方は御氏名、御連絡先を明記してお送り下さい)
         Tel: 04 (7169) 8468
         Fax: 04 (7169) 1837
         Eメール: info@shirakaba.ne.jp (クラブ担当まで)
石川講師のコメントとプロフィールを以下に白樺文学館のホームページより引用します。
大正7年、武者小路実篤の提唱で始められた新しき村は、今年90周年を迎えます。武者小路先生は当時我孫子に住んでおりましたので、この地とは深いご縁がございます。新しき村は宮崎県で始められましたが、ダム工事による水田の水没から、昭和14年埼玉県に新たな土地を求めて第二の村つくりを行い、現在に至っております。この90年を振り返り、日向の村(宮崎県児湯郡木城町石河内)、埼玉の村(埼玉県入間郡毛呂山町)を語り、人類の将来を語り継いでゆきたく思います。
次に石川講師の簡単なプロフィールです。
昭和4年(1929年)東京に生まれる。昭和19年海軍甲種飛行予科練習生。昭和26年から29年まで村内会員として活動。平成4年(1994年)より財団法人 新しき村の理事長 現在に到る。著 書: 「石川清明感想集」他
最後に、現在の新しき村の所在地と連絡先です。
〒350-0445 埼玉県入間郡毛呂山町葛貫423
電話・FAX 049-295-5398(事務所)

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