枯葉Ⅱ

春には
人気の
桜だが
今も
秋の陽射しを
変えている
柔らかく優しく
変えている

成長には
色々あるが
テンポの早い時代では
早熟型がつくられる
大器晩成型と
晩成型がもてはやされるのも
早熟型が多い
裏返し現象だ

早熟型の
成れの果てのような
この枯葉
間際まで
頑張っているのが
頼もしい

薔薇41

薔薇が
伸びをして
深呼吸をしている

ゆっくり静かに呼吸する
深呼吸
暫くやっていなかった

深呼吸は
交感神経を沈め
副交感神経を刺激して
血圧・血糖値を低下させ
肺・胃腸の動きをよくするという

ニュースに
天候
ましてや
鼻風邪の引き始めでは
今は気分も体も最低だ

果報は寝て待てを
縮んだら副交感神経を優位にして待てと
言い換えられるなら
落ち込みは深呼吸で解決だ

深呼吸
何回かトライしてはどうだろう．．．

１１月中Ⅲ

二つの薔薇
少しずつ
距離を置き始めたように
みえました

横田めぐみさんが
拉致され
３０年経ったその日に
福田総理が
訪米に出発した

福田さん
拉致問題の解決まで
北朝鮮をテロ支援国家指定から
解除しないように
米大統領に
お願いするともいわれている
が
米国は
はっきりと言わないまでも
指定したのはアメリカだから
指定解除を
他国にとやかくいわれはないと
返事するだろう

拉致問題は
人権と国際法上あってはならない侵害で
サッチャー元英首相なら
即宣戦布告するほどの大問題
このままの封印では済ませれない

米国が
人権外交をトーンダウンするならば
日本は他国でトーンを上げればよい
少しだけ米国外交と距離を置くまでだ

サラシナショウマ

サラシナショウマは
コップ洗いブラシを
思い起させる

コップ洗いブラシを
始めてみた時は
これで家に人を呼んでも
後片付けは苦にならないと考えた

ただ
そのうち
奥にしまわれた．．．

値段が手ごろな
便利グッズ
ついつい買ってしまうが
最後はスペース・イーターとなるようだ

ダリアⅦ

大きくなりたいという
エネルギーには
感心だが
ダリアの花は
茎の細さとは不釣合いで
頭でっかち

机上の
知識や理屈を重んじて
物事を判断してしまう
頭でっかちは
往々にして
前例主義と結びつく

多くの人の理解を得やすい
前例を引き合いに
知識と理屈を振り回す
手っ取り早い統治や経営は
エジプト・ローマの時代から
失敗続き

手っ取り早く仕事する
手抜きが評価される風潮に
ダリアが
頭でっかちが
便乗し始めると一大事．．．

薔薇40

花びらの
ぎざぎざが
魅力的

造花では
考えられない
切れ込みと傷みのぐあいに
自然の深さと不思議が
伝わってくる

人知の及ばない
自然のつくりだす
この世界
ホッとさせるものがある

週末には
ウィンドーショッピングの他
郊外への散策もお奨めだ

山茶花Ⅲ

硬い蕾から
漸く開放された
山茶花
この皺皺感は
洗濯中の
アンダーシャツの
皺のよう．．．

若い人は
エコライフと称して
夏着ていたＴシャツを
秋冬の下着にしたりするが
中高年には無理がある

寒さ対策には
下着が結構ものをいう

ゴルフプレーヤーの
ナイロン製下着の重ね着は
室内で暑過ぎる

エジプト綿がお奨めだ
繊維が長いため
織目が細かく
綿とは思えないほど
薄く軽く肌触りがとてもいい

確かなものは
それなりの百貨店で探したほうが
良さそうだ

光明

明るい
光の筋
丁度
花の真上で停まっている

薔薇の花
解決に一縷の光明を見いだす
とは
一体何に困っていたのだろう．．．

実際に
困り果てている時
ふと
解決案が浮かぶことがある
ただ
大概は
独り善がりで
精々
問題分析・状況分析・判断分析に終わるもの

問題の解決には
Potential Problem Analysis
解決案実施後に想定される諸問題の分析が
欠かせない
相談相手も
あった方が漏れはない

一縷の光明で
早とちりにならないように
気を付けよう

ススキ

水路の
ススキが
景観に
動きと厚みを与えている

ススキを葺く
茅葺の屋根はなくなり
家畜餌も使われなくなった
ススキ

用無しと
水辺まで追い詰められた
ススキだが
全体は
ススキ
無しでは止まってる．．．

アシズリノジギク

足摺野路菊
背丈は低く
花や葉も小振り

外国人と比べると
日本人まだまだ
手足短く
背は低い

足摺野路菊
環境の厳しい岩場に育ち
お洒落な葉は
分厚くて頑強だ
小振りな花も
威勢がいい

海外の日本人
足摺野路菊と同じよう．．．

天はニ物を取り上げず