紫陽花Ⅳ

青が一番

More than this -
there is nothing　の
詞を思い出す

紫陽花Ⅲ

こんな処に
勲章

きっと
庭の手入れに
授けられたものだろう

紫陽花Ⅱ

静かな方へ
静かな方へと
進むと
「今年も　よろしく」との
声がする
引っ込み思案が
分かるのですね
「ありがとう」

紫陽花Ⅰ

一雨
一雨で
色付き
大きく
元気になる

雨が降ったらまた見に来よう

薔薇11

山の
お寺に
涼しげに
咲いていました

新たな
「和洋折衷」．．．
「和み」を感じます

薔薇Ⅹ

小柄で
寄せ集っているが
堂々と咲いている

チームワークができている
日本での交雑種だろうか

薔薇Ⅸ

ストロベリー・アイスクリームを
初めて食べたとき
粒々感が気に入った
粒を舌の上で転がして
ゆっくり長く味わえる

帰りの立ち寄り先は
バニラとストロベリーの
ツー・ディップ
アイスに決めました

薔薇Ⅷ

フランネルだろうか
カシミアだろうか
赤のコートと帽子の
貴婦人
銀製品のお店
オールド・ボンド・ストリートで
すれ違った

「確かにこの色だ」

薔薇Ⅶ

フリル
サーモン
ワルツと
思い浮かぶのは
カタカナばかり

君は
やはり
西洋の
生まれ