こんもりした草木が生えるところへ行くと、
いろは歌の 有為の奥山 今日越えて を思い出す。
初めて いろは歌を暗唱させられた時、
京(京都)を越えたところにある有為という地の山奥 と解釈し、
解答を教えられた後も、
今以って自己流の解釈に縛られているからでしょうね
また
そこに香る花が咲いていたりすると、
有為の山のこのいい香りのする花も散ってしまうのだナ~
酔いがなくても小さな夢ようなお花です
今が見ごろのいい時に来たものだ と
つい独自の世界に入ってしまいます。
深緑の中のお花は特に美しいものですね・・・
注1)いろは歌とは、
10世紀末~11世紀中葉に作られた作者不詳の歌で、
七五調と覚えやすく、すべての仮名を重複せずに使った、
近世まで手習い教材として広く普及していた詩
いろはにほへと ちりぬるを わかよたれそ つねならむ
うゐのおくやま けふこえて あさきゆめみし ゑひもせす
(色はにほへど 散りぬるを 我が世たれぞ 常ならむ
有為の奥山 今日こえて 浅き夢見じ 酔いもせず)
Wikipediaに出ていた いろは歌の訳(正しい解答)は:
匂いたつような色の花も散ってしまう
この世で誰が不変でいられようか
いま現世を超越し
はかない夢を見たり
酔いにふけったりすまい
注2)有為とは、
同じくWikipediaによると、
因縁によって起きる一切の事物 だそうです。
有為の奥山とは すべてのこと ということでしょうか