さんぽ道から

散歩中の雑感・モノローグを書いてみました

有為の奥山~

2017-05-03 10:35:32 | デジャヴ


こんもりした草木が生えるところへ行くと、
いろは歌の 有為の奥山 今日越えて を思い出す。

初めて いろは歌を暗唱させられた時、

京(京都)を越えたところにある有為という地の山奥 と解釈し、
解答を教えられた後も、
今以って自己流の解釈に縛られているからでしょうね

また
そこに香る花が咲いていたりすると、

有為の山のこのいい香りのする花も散ってしまうのだナ~
酔いがなくても小さな夢ようなお花です
今が見ごろのいい時に来たものだ と

つい独自の世界に入ってしまいます。

深緑の中のお花は特に美しいものですね・・・


注1)いろは歌とは、

10世紀末~11世紀中葉に作られた作者不詳の歌で、
七五調と覚えやすく、すべての仮名を重複せずに使った、
近世まで手習い教材として広く普及していた詩

いろはにほへと ちりぬるを わかよたれそ つねならむ
うゐのおくやま けふこえて あさきゆめみし ゑひもせす
(色はにほへど 散りぬるを 我が世たれぞ 常ならむ
 有為の奥山 今日こえて 浅き夢見じ 酔いもせず)

Wikipediaに出ていた いろは歌の訳(正しい解答)は:

 匂いたつような色の花も散ってしまう
 この世で誰が不変でいられようか
 いま現世を超越し
 はかない夢を見たり
 酔いにふけったりすまい


注2)有為とは、

同じくWikipediaによると、
因縁によって起きる一切の事物 だそうです。
有為の奥山とは すべてのこと ということでしょうか
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