丹前＝かいまき

あっというまに12月です。
少し寒くなってきました。郷里にいた時は　夜　掛け布団、毛布の下に丹前で寝ていました。これ後々　『かいまき』と知りましたが　田舎では　丹前と呼んでいました。その下には、浴衣がカバーの役目でありまして・・。むしょうに懐かしいです。これ旅館の丹前のようには　着れないのです。50肩になって　この頃　うっすら寒く　あぁ　あれがあれば肩が暖かいと思いました。それに　毎晩父がふとんの中に入れてくれた湯たんぽ！
　東京に出てきて　父が一番最初に買ってくれたのは　『アンカ』でした。でも　丹前がない！
　「丹前は！？」
　「東京は毛布でおしゃれに寝るようだ！」
それから　おしゃれ？な毛布。
　でも　今　私は　あのさんざん洗濯した柔らかな浴衣と　肩をすっぽり包む丹前にくるまって　眠りたい。