Retriever Legend's blog

散歩好き、本好き、惰眠好き、犬大好きの彼(旦那)の戯言を僕が代弁します。

イラク・レジスタンス・レポート その2

2008-06-24 06:34:17 | 憲法・非戦・平和
イラク・レジスタンス・レポートに、次のような報告がありました。

イラク・レジスタンス・レポート 金曜 Friday, 8 July 2005
★ムサンナ州 長時間の日本軍基地攻撃はシーア派の敵意増大を反映
 8日午後2時30分、イラク南部の都市サマワにある日本占領軍の基地に対して、イラク・レジスタンス勢力は強力なロケット弾と迫撃砲弾を見舞った。
 イスラム・メモのサマワ通信員は、レジスタンスの砲撃は1時間15分ほども続き、施設内にサイレンが鳴り響くなかで、濃い煙がたちのぼるとともに、日本占領軍の基地内ではいくつもの二次爆発が発生した。
 いわゆる「人道支援イラク日本合同司令部」で通訳として働く基地内の情報筋は、イスラム・メモに対して、この砲撃は日本占領兵にも死傷者を出したが、犠牲者のはっきりした数字を示すことができないと語った。

先の答弁書に、「派遣と隊員の死亡との関係については、一概には申し上げられない」と書かれていますが、「申し上げられない」と書かざるを得ない、関係があったと読めてしまいます。



7月8日に、サマワ基地で自衛隊員が戦死し、それを政府が隠蔽していると読めます。



イラク・レジスタンス・レポート その1

2008-06-23 06:29:02 | 憲法・非戦・平和
衆議院HPの「質問答弁」に奇妙な内容の答弁がありました。
衆議院議員照屋寛徳君提出イラク帰還自衛隊員の自殺に関する質問に対しの答弁書です。

平成十九年十月末現在で、テロ対策特措法又はイラク特措法に基づき派遣された隊員のうち在職中に死亡した隊員は、陸上自衛隊が十四人、海上自衛隊が二十人、航空自衛隊が一人であり、そのうち、死因が自殺の者は陸上自衛隊が七人、海上自衛隊が八人、航空自衛隊が一人、病死の者は陸上自衛隊が一人、海上自衛隊が六人、航空自衛隊が零人、死因が事故又は不明の者は陸上自衛隊が六人、海上自衛隊が六人、航空自衛隊が零人である。
(「衆議院議員照屋寛徳君提出イラク帰還自衛隊員の自殺に関する質問に対する答弁書」
内閣衆質一六八第一八二号 平成十九年十一月十三日 内閣総理大臣 福田康夫)

出兵した自衛官8,800人(延べ)と平成15年の人口1億26百万人、平成15年人口動態統計(厚生省HP)を比較すると奇妙なことが浮かびあがります。

自殺の割合 全国3万2,109人 0.025%、自衛官16人 0.18%で約7倍。
出兵の人格破壊、非人間性を物語っていると考えます。

事故死の割合 全国3万8,714人 0.030%、自衛官12人 0.136%で約4.5倍
事故に対するリスク管理能力は一般市民以上に備わっていると考えるのですが、この数値は「異常」としか言えません。

さらに、退職者なら追跡できず「不明」に分類してしまうのは理解できますが、在職者の死因が「不明」とは、考えられません。


散歩の途中での一休み、暑さのせいかな・・・


死に神

2008-06-21 07:54:20 | 未分類
6月17日に宮崎勤の刑が執行されました。
同日の鳩山邦夫法相のコメントです。

「慎重の上にも慎重に検討した結果、絶対に誤りがないと自信を持って執行できる人を選んだ。数日前に執行を命令した。正義の実現のためには粛々とやるのが正しいと信じている」(08.06.17共同通信)

このコメントは、国民に向けたものなのでしょうが、よく読んでみると鳩山邦夫法相の「生」に対する無思想が読み取れます。

朝日夕刊のコラム素粒子で、「死に神」と褒めています。


6月18日朝日夕刊より

鳩山邦夫法相は、褒められていることが理解できないようで、激怒しました。
今朝の朝日朝刊で、さらに褒め称えています。


6月21日朝日朝刊より

鳩山邦夫法相は、この記事でさらに激怒する様が想像できます。

この一連の記事は、鳩山邦夫法相を褒め称えるなにものでもありません。
公職選挙法違反事件「志布志事件」を、「冤罪と呼ぶべきではない」と言い放つ法相に対して、最大の褒め言葉です。


25人の白雪姫

2008-06-19 05:50:13 | 未分類
Times Online(08.06.07)に「Japan's 'monster' parents take center stage(日本のモンスターペアレント(怪物両親)は舞台中央を獲得)」の見出しで、「父母達は白雪姫1人を選ぶことは不当とし、いじめ、空威張り、迷惑電話の容赦のないキャンペーンの結果、教師は服従した、そして、白雪姫が25人もいる学芸会が行われた。」(直訳)と報じたうえで、各国の読者のコメントを紹介しています。

25人の白雪姫ですか、観てみたいですね。
魔法使いのおばあさんが主役、白雪姫はその他大勢で主役でなくなりますね。
で、王子様は25人いたのでしょうか。
25個も毒林檎があったら、1個ぐらいは本物の毒林檎が紛れている気がしてきます。

親が社会から消費され、その親が子供を消費しているだけのことです。

家族が、学校が、地域が、社会が破壊点に向かって突き進んでいますね。
年代的に団塊ジュニアの世代ですね、この世代の次の展開に期待が持てます。

がんばれモンスターペアレント
目指せフーリガンペアレント



白雪姫ではありません。
彼女お気に入りのシンデレラです。

追記
彼女からクレームがありました。
想い出のある「シンデレラ」とのこと。


秋葉原通り魔事件 その3

2008-06-17 19:48:08 | 未分類
事件当時、同じ服装をした群集が、携帯のカメラを現場に向けていました。
おぞましい光景でした、ネットでも批判されたようです。

読売新聞(08.06.11)に、ホッとする記事が掲載されていました。

東京都中野区の男性(34)は、ドーンという衝撃音を聞き、数メートル離れた場所に止まったトラックのそばに行った。周辺には4人が倒れ、路上に血が流れ出ていた。あおむけで倒れて意識を失っていた男性の元へ行き、素手で口に手をこじ入れて舌を出し、気道確保を急いだ。また、別の通行人2人と一緒に心臓マッサージや人工呼吸を試み、到着した救急隊に男性を引き渡した。
 写真が趣味で、当日も首からカメラをぶら下げていたが、事件の写真は1枚も撮らなかった。「目の前に倒れている人を救助したい一心だった」

当ブログの「PLAYBOY」(08.05.19)で引用しましたピュリツアー賞を受賞した「ハゲワシと少女(部分)」を撮影したKevin Carterは、飢えで苦しんでいる「少女」を食料センターまで連れて行ったかどうか批判されました。
自死しました、33歳でした。
 
ベトナム戦争時に、ピュリツアー賞を受賞した「ナパーム弾の少女」を撮影したNick Utは、カメラを置いて少女にバケツで水をかけ、軍医のところに連れていきました。少女は十数回の手術を受け、現在はユネスコの親善大使として活動しています。

「命」と「報道」の苦しい選択が想像できますし、解のない問いなのかもしれません。
それにしても、秋葉原の同じ服装をした群集のおぞましさは、軽蔑にも値しないと考えます。



「ナパーム弾の少女(部分)」Nick Ut
PLAYBOY日本版No401より引用。