Retriever Legend's blog

散歩好き、本好き、惰眠好き、犬大好きの彼(旦那)の戯言を僕が代弁します。

秋葉原通り魔事件 その2

2008-06-12 18:55:07 | 未分類
「マスゴミ」の秋葉原通り魔事件報道の極めつけは、両親の登場です。
容疑者は25歳であることから、法的にも、また自立した人格を持った人間です。
自らの行為の責任は、この25歳の容疑者だけしか負うことはできません。

「マスゴミ」は容疑者の両親のプライバシーに土足で踏み入り、何を露出しようとしているのか不明です。
ましてや『賠償は?』と問いただしていますが、被害者の方々と容疑者の両親との間に、どんな債権債務関係があるのでしょうか。

「マスゴミ」は、このような事件を起こすと、親は国民の晒し者になり、無一文となる現実を押し付けることによって、子達の犯罪予備軍に対して抑止力になるとでも考えているのでしょうか。
それとも、視聴者の不安を摩り替え、納得を植え付けようとしているのでしょうか。

逆です、子はそのような閉塞感に絶望するから、軽く飛び越えてしまうのです。
事件を報じた夕刊に、別のナイフの事件が2件掲載されていました。

1972年2月浅間山荘事件のNHK中継において、吉野雅邦(当時23歳)は、泣きながら説得する母親に向けて猟銃を発砲しました。*
この時、日本の近代自我はひとつの壁を越えたと考えます。

25歳の子と親との関係は家族だけのもので、他者の入り込むべき事柄ではありません。
自らの行為の責任は、25歳の容疑者だけしか負うことはできません。



*「発砲後、寝室に来た吉野雅邦の目に涙があった。」と、連赤関連の資料かなにかにあったおぼろげな記憶があります。