Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

番外編595. 私の同世代の感性

2023年04月25日 | field work

 私と同じ歳のアーティストというと、つい先日亡くなられた坂本龍一さんや1月に亡くなられた高橋和宏さんがいる。現役では2つ年下に喜多郞さん、そして3つ下の世代に松任谷由実さんがいる。若いときから散々聞いてきた曲ばかりだ。だから私の感性もこのあたりの感覚ですーっと頭に入ってきた。そしていまだにこの感性を愛でている。
 なにしろ学園紛争最中の高校卒業式の音楽が、ローリングストーンズの「サティスファクション」だった。だから私の感性の出発点はそこにある。つまり辛気くさいことが嫌いなのだ。
 そんな歳になって世の中を見回すと、年寄りを子供扱いする社会ができていた。年寄りもそれに甘んじてわがままになってゆく。あらっ!、こんなくだらない社会はどこからでてきたんだい。少なくとも私の感性とは絶対に合わない。
 私の世代はジッと我慢しない輩ばかりだ。我慢するぐらいなら、蹴倒してしまえという精神だ。そして人と同じ事はしたくない感性の方が支配的だ。だから人とは違う道をゆくのがあたりまえ。
 それが後々の世代まで続くだろうと思ったら、いつのまにか日和見的な社会になってきた。どうした世の中はと思っていたら、デフレ経済が30年も続いていた。世界で一番給料があがらない国家になってしまった。だから小さくまとまろうというわけか。
 そんなことを湯上がりの夜中に考えていた。午前零時をまわると、周囲が格段に静かになる。そんなときにブログを書くのが心地よい。やはり昭和の深夜族だった。

iPhon13pro
コメント
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