Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

番外編559. EUという田舎国家群が大嫌いだ!!!

2022年09月25日 | field work

 

 Philippineの人口は1.1億であり、日本と近似値だ。首都であるメトロマニラは16市1町より形成され、人口は1,348万人と WEBに記載されている。

 いつもこの街を訪れ、車の渋滞に遭遇し、そして不便に感じるのが公共交通網だ。特に新交通システムは3系統しかない。

 実は、この新交通システムが使い物にならない。人口規模が東京規模のマニラ市内で、最大の問題点は輸送能力が著しく低いことにある。だって高架専用軌道を走るのは鉄道では無く路面電車である。

 例えばLRT1はベルギー規格。つまりヨーロッパの街中を走る路面電車の規格だ。これを見たとき私はアチャーと思った。これはManilaのような大都市で機能できる交通システムではない。本来ならばヨーロッパの田舎都市の低いトリップ数でしか使う道がない技術だ。

 そんな方向違いの技術を何故ベルギーは、巨大都市Manilaに持ちこんだのか。当時の人口増加を調べればすぐにわかることだが、政治的交渉力で欺いたと推察する。EUに大量輸送鉄道システムのノウハウは皆無だ。そんな口八丁で騙して役に立たない技術を売り込むEU諸国を、私は腹立たしい限りで眺めている。私にいわせればフランスもイタリアも日本より人口が少なく、つまり田舎なのだ。

 そんな田舎都市のトリップ数が著しく低いヨーロッパの路面電車並規格では、メガロポリスの都市交通網を形成し車の渋滞を解消することは出来ない。街並み調和だのエコだといえるのは、人口やトリップ数が少ない EU諸国の田舎都市に限られた話だ。

 このあたりから、私はヨーロッパに対する不信感がある。私はEUというヨーロッパの田舎国家が大嫌いだ。大ロンドン市を抱えるイギリスがEUから離脱したのは、田舎者と一緒にやってられないと推測するとうなずける話だ。

 そうしたことが私の意識にあるから、EUのプロダクト製品を使うことはない。デザインだけじゃ問題解決にならんのよ!!!。

 Philippinesにおける解決策は、おそらく世界最大のトリップ数実績がある日本の鉄道技術を使うことだ。

 試算するとメガロポリス・マニラでは、1両20mの車両(定員144人)×15両編成の電車で定員2,160人を2分間隔で走らせれば、64,800人/hのトリップ数。ラッシュ時の2倍の乗車率で129,600人のトリップ数となる。それでも足りない。路線増設だろう。

 こうした大量且つ安全に走られられるシステムへと、今の路面電車を改修することが急務。さっさとやれよ!、といいたい程、Philippinesの路面電車は日夜満員の日々だ。さらにバスになると路線は数多くあるが海外からのビジターには認知されていない。日本の高速バスシステムを使え!、といいたくなる。

 こうしたことは、円借款事業を用いて即実行すべきだ。日本は、例え借金が返せなくても、中国政府がインドネシアで行った権利の剥奪をすることはない。これこそが日本の国際社会の信用度だ。海外にいると日本は国際社会において極めて高い信頼性を持っている事を痛感する。そうした信頼性ある日本人である事を、声を大にして世界に発信すべきだろう。

LRT1,Carried Sta.

EOS1DsMark3、E28-300mm/F3.5-5.6IS USM

ISO3200,f10,1/250

 

追記

 かって新幹線システムの輸出で、日本と中国とが競合していた頃の話だ。中国人の言い方が笑える。「180kmまでは日本の技術、それ以上は中国人の技術です」。これに反論しなかった日本政府も無能だ。だから言い返せばよかった。「180km迄の基本技術がなければ、それ以上の高速走行はできないの!。あんたら鉄道技術をわかってんのか!!!」

  日本も自信喪失なんだろね。それが32年間続いている。そろそろ目覚めろよと私は言いたい。だから文科系政治家じゃだめなんだっていってるでしょう。

コメント
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