Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

番外編155. 大阪の空気

2015年06月30日 | field work
 このセピア色がかったような光景こそ、私が大阪だと感じる。ここで私は光景と書いたが、光景と風景とでは意味や使い方が異なる。つまり光景というのは身の回りの手近な狭い景観のことをいい、風景はもっと大きなスケールの景観のことを意味している。そういうことを、昔哲学者澤田允茂さんの著書「哲学の風景」で学んだ。これは読み返したい書物のリストに入れておこうか。
 さて空堀地区も、古い民家を活用してカフェやレストランやギャラリーになっているところをみかける。それがこの地区の個性にもつながってゆくのであろう。ビジターとしては、そんな設えによって接することができる民家の奥まった光景に大阪の空気を感じている。京都とも似ているが、京都のような安らぎ感とは少し違う大阪固有の空気である。
 その京都も、今まさに梅雨の気候である。この時期は、結構しのぎやすい気候であり、私の好きな季節でもある。既に夏至も過ぎ去り、これからは陽が短くなる一方か。私にとって夏はもう終わりに近いと言ってもよかろう。世間は、これから夏休みのレジャーの計画だって!・・・、しらんよそんな暑い時の話なんか。
 目下こちらは、一足先に沖縄で夏の最盛期を堪能していることだろう。

大阪市
EOS1Ds Mark3 EF16-35mm/f2.8
ISO200,焦点距離17mm,露出補正0EV,f11,1/40
コメント
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