Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

番外編142. 東南アジア的

2015年06月07日 | Okinawa
 国際通りのスタバで珈琲をすすりながら、通りを眺めていると、ここは東南アジアだ。そんな空気を少しばかり感じさせてくれる。
 そんなところへ本土のマンション業者が乗り込んできて、つまらない本土風デザインのマンションを沢山建てている。なんかもう少し亜熱帯のデザインを考えればよいのに、しないのだな、経済優先の彼らは。
 椰子の街路樹の背後に見える安藤忠雄さんの建築は、本来コンクリート打ち放しだったが、当時のオーナーが業態替えの時にしょうもないペイントを施し、そのオーナーであるダイエーもなくなり、こうなると歯止めがかからなくなり、さらに色は塗り替えられて今ではドンキホーテに変わっている。 まあ台風による痛みもあるのだろうか。
 そんな混沌とした沖縄の開発だが、混沌のままに街の景観は形成されている。だが亜熱帯の気候風土は変わらず、椰子の街路樹も様になり、結果として東南アジア的な臭いを醸し出している。
 アメリカ、中国、今度は東南アジアか・・・。ここは国際通りと呼ばれているし、つじつまがあうのか。

那覇市
EOS1Ds Mark3 EF16-35mm/f2.8
ISO400,焦点距離24mm,露出補正-1/3,EV,f2.8,1/40
コメント
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