Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

番外編139. 夏が近い

2015年06月04日 | Okinawa
 陽ざしの強い梅雨の沖縄へ出張していた。空は小さな積乱雲が発生し夏が近い。
 石原慎太郎の小説「太陽の季節」、映画藤田敏八監督「8月の濡れた砂」といった夏をテーマにしたストーリーの記憶が重なる。今でも夏はドラスティックな時間だと思う。
 それに私的には、山よりは夏の海の風景が好きである。キリキリ光射すと波面、暑い空気、けだるそうに走るヨット、抵抗しても何もかも飲み込まれてしまう、そんな無情な時間の流れがいかにも夏だと思わせてくれる。多分横浜に住んでいた頃、足繁く湘南海岸を散策していた頃の記憶のようだ。
 京都は山に囲まれた盆地だから、余計に海が見たくなる。関西には瀬戸内海があるが、どうもあの波の少ない風景にはけだるさだけが残るから私には苦手だ。
 今日の名古屋は雲一つない晴天であり、 出張の疲れが残っている身体には少しばかり強めの風が大変心地よい。

沖縄本島
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